グラキリスにおすすめの薬品と肥料。使い分けと与えるタイミングも解説
  • グラキリスの薬品と肥料の与え方について理解できる
  • グラキリスの薬品と肥料の使い分けが自分でできる
  • グラキリスの肥料を与えるタイミングがわかる
  • 薬品と肥料を使い分け、グラキリスをコンディションよく育てることができるようになる

パキポディウム・グラキリスに、一般的な普通の草花のように殺虫殺菌剤や、肥料を気軽に使ってもいいのか迷うことはありませんか?

コーデックス・珍奇植物は少し気難しいので、むやみに与えると株を傷めてしまうのではないかと心配になります。
こちらの記事では、おすすめの薬品と肥料について解説し、失敗しない使い分けと与えるタイミングを伝授します。
ぜひ読んでみてくださいね。

グラキリスによく使われる薬品・肥料

グラキリスによく使われる薬品・肥料には、以下のようなものがあります。

  • 殺虫殺菌剤
  • 肥料
  • 植物活性剤
  • 発根促進剤

これらの薬品・肥料の特徴や使い方を、市販の商品の例を挙げて分かりやすく紹介します。

殺虫剤・殺菌剤

グラキリスにおすすめの薬品と肥料_殺虫剤・殺菌剤
グラキリスの主な害虫は、ハダニやアブラムシ、カイガラムシです。
これらに効く薬剤は、スミチオン乳剤、オルトラン水和剤、オルトランDX粒剤、カイガラムシエアゾールなどです。

グラキリスの主な病気は、すす病、斑点病、黒星病、灰色カビ病などです。
これらに効く殺菌剤は、オーソサイド水和剤80、ダコニール1000、モレスタン水和剤などです。

両方に効くスプレー剤が便利!

たくさんの薬品を揃えるのは面倒…。
そんな人にはベニカXファインスプレーがおすすめです。

塊根植物のマニアのブログや動画などを見ていると、このベニカXファインスプレーがよく出てきます。
希釈する必要もなく、病気と害虫どちらにも効果があるので大変便利。
出勤前の忙しい朝に病害虫に気付いてしまった!
そんな時でも、すぐにシュッと吹きかけることができます。

根っこ付近の消毒に

グラキリスは「ベアルート」と呼ばれる根っこがない輸入株を購入することがあります。
発根するまでは株が弱っているので、病害虫にたかられたら、枯れてしまいそうで心配ですよね。
ベンレートやダコニールで根っこ付近を消毒してから植え付ければ安心です。

肥料

パキポディウム・グラキリスのような南アフリカやマダガスカルの植物は、痩せた土地に自生しているので、栽培する場合もあまり肥料を必要としません
必要最低限の肥料で十分元気に育ちます。
元肥、追肥、液肥と、肥料のタイプ別に見てみましょう。

元肥

グラキリスにおすすめの薬品と肥料_元肥
元肥は、植え付け時に用土に混ぜて使う肥料です。
グラキリスはあまり肥料を必要としないので、ベテランの中には「元肥以外は肥料はやらない」という人もいるようです。
根っこが触れても安心な元肥を使うとよいでしょう。

ハイポネックスのマグァンプkは、根に触れても肥料焼けせず、与えすぎの害もないとのこと。
窒素6-リン酸40-カリ6-マグネシウム15という配合で、土に混ぜ込むだけで、ゆっくりと約1年間効き続けます。

こんなに小さい粒状なのに長く効くということは、逆を言うと、本当にごく僅かずつしか溶け出さないということ。
肥料を多く欲しないグラキリスにぴったりです。

ハイポネックス
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追肥

グラキリスにおすすめの薬品と肥料_追肥
グラキリスは動物からの食害に遭わないよう、岩場の斜面に上って生き延びている植物です。
岩場に含まれる養分はほとんどないので、栽培中も「追肥は必要ない」とかつては言われていましたが、追肥を少量与えると、生長がよくなるようです。

芽出しの4月後半ごろと、秋の成長期の9月中旬~10月頃に、緩効性肥料の置き肥を月1回ほど与えるとよいでしょう。
肥料の害は後述しますが、たくさん与えすぎるとよくないので、少量にとどめましょう。

液肥

グラキリスにおすすめの薬品と肥料_液肥
液肥とは、液体肥料の略で、グラキリスに与える肥料としては液肥が一番活躍します。
生長期の春~秋に月2回ほど与えましょう。

水で希釈するタイプと、そのまま与えるストレートタイプがありますが、コスパがよいのは希釈タイプです。
適用植物に、コーデックスの類は書かれていないので、サボテンや多肉と同量に薄めるとよいでしょう。

マニアに人気の微粉ハイポ

ハイポネックス微粉もおすすめ。
粉末を水に溶かして散布するタイプの液肥で、植物マニアに根強い人気があります。

カリ肥料がメインで、暑さ寒さ、日照不足で弱った株を回復させます。
カルシウム配合で、根の育成を促進し、株を丈夫に育てる肥料です。
微粉は水に溶かさず、土の表面にばらまいても効果あり。

ハイポネックス
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植物活性剤

グラキリスにおすすめの薬品と肥料_植物活性剤
植物活性剤は、一般的に「活力剤」と呼ばれるものです。
グラキリスの生長期に、肥料とは違い栄養になるものではなく、体調管理のサプリメントのようなもの。

必ずしも使用しなくてはならないものではないのですが、与えたほうが、調子がよくなるのを実感できると思います。

メネデール
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肥料の基本が窒素・リン酸・カリなのに対して、植物活性剤は、微量要素やビタミン、アミノ酸や二価鉄、漢方成分など、活力成分は商品により様々です。

日照不足の解消におすすめ

バイオゴールド バイタルV-RNAは根と土壌を集中活性。
酷暑や冷夏、日照不足などのダメージの回復に役立ちます。

タクト
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また、グラキリス栽培においては、米国General Hydroponics社のラピッドスタートという発根活力剤も人気です。

発芽促進剤

グラキリスにおすすめの薬品と肥料_発芽促進剤
根っこの付いていないグラキリス「現地球ベアルート株」を入手したら、速やかに発根管理を行いましょう。
少しでも新鮮なうちに、発根処理することをおすすめします。

農家ご用達のオキシベロン

グラキリスの発根で、一番使われるのはオキシベロン液剤です。
有効成分はインドロール酢酸で、植物ホルモンのオーキシンの作用で発根を促します。

オキシベロンは農家向け商品なので、園芸店ではあまり見かけません。お近くの農協か、ネットショップで探せば入手可能です。

バイエルクロップサイエンス
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一般向けのルートン

それに対し、ルートンは一般向けの発根促進剤なので、ホームセンターでも入手可能です。
根っこの切り口にルートンの粉をまぶして植え付けるだけで発根を促進します。

付け過ぎると逆効果なので、たくさんつけすぎたら、刷毛などで払い落します。

グラキリスの肥料を与えるタイミング

グラキリスの肥料を与えるタイミングは、葉っぱが生え始める4月後半から成長期の秋ごろまでで、真夏は避けて行いましょう。
落葉し休眠したら芽生えまでは肥料は切ります。

元肥は植え付け時に用土に混ぜて使用。
植え付けから2週間経った頃から薄い液肥を二週間に1回、潅水代わりに与えます。

追肥は、春と秋の成長期に、月に1回、極少量の緩効性肥料を置き肥します。

グラキリスに肥料を与えすぎた場合の問題

グラキリスにおすすめの薬品と肥料_肥料を与えすぎたばいいの問題
パッケージに書かれた規定量を与えても、肥料焼けしてしまう場合があります。
グラキリスのように、原生地が瘦せた土地の場合は注意が必要です。

数日前に肥料を与えた後、急にしおれた症状が表れた場合は、肥料焼けを疑いましょう。
肥料により土中の濃度が高くなると、浸透圧の関係で、根っこから水分が外に出てしまうため、葉はしおれ、根が傷んでしまいます。

肥料の分解に酸素が消費されることで、土中の酸素が不足。
気相に含まれる酸素濃度が5%以下になると生育が停止し、根腐れの原因になります。
肥料は規定量以下を与え、なるべく株元から離してまくとよいでしょう。

まとめ

グラキリスにおすすめの薬品と肥料を、画像満載で紹介し、使い分けと与えるタイミングも解説しました。
グラキリスはハダニや斑点病などの被害に遭いやすいので、見つけ次第、殺虫殺菌剤で退治しましょう。
肥料は植え付け時と春と秋、極少量にとどめておくとよいようです。