【他のミントと何が違う?】ペパーミントの育て方のコツと注意点

ペパーミントは、ミントの一種です。メントールのさわやかな香りと味が好まれ、古くから食用や香料に用いられてきました。

シソ科ハッカ属のハーブで、ヨーロッパ原産ですが現在では世界各地で栽培されています。

ミントの種類は多く600を超える数があります。その中でもペパーミントは、国内のガムや歯磨き粉の大半に香料として使用されています。

今回はそんな身近な存在のペパーミントの特徴や育て方のコツをご紹介します。

ペパーミントの基本情報

学名Mentha x piperita L.
英名Peppermint
その他別名セイヨウハッカ・コショウハッカ
科名シソ科
属名ハッカ属
原産地ヨーロッパ

ペパーミントの特徴

ペパーミントは、スペアミントとウォーターミントの自然交配によってできた品種です。

メントール含有量が多く、ピリッとする清涼感が特徴です。

ペパーミントの名前は、ピリッとした刺激のコショウ(ペッパー)から来ているようです。

数多くあるミントの中でも、2大ミントと言われているのがスペアミントとペパーミントです。

ペパーミントはスペアミントよりも葉の表面がさらっとしていて、厚みが少し薄めです。

お庭から収穫して、ハーブティーにしたり、夏場は冷やしてレモンを添えたりしても楽しめます。

その緑の美しさも楽しみながら、お料理やドリンクに用いるのがおすすめです。

ペパーミントの種類

シソ科ハッカ属の植物をまとめてミントといいますが、種類によって少しずつ香りや葉の形状などが異なります。

ここで代表的なミントを紹介します。

スペアミント

和名ミドリハッカ。スペアミントは、葉の表面に凹凸があり、厚めで、葉の先がとがっています。

ペパーミントよりやさしい香りで、少し甘みのあるミントで、料理やハーブティーに向いています。

ウォーターミント

和名ミズハッカ。ウォーターミントは、ミントの元祖と言われています。

ミントの中でも香りが強いのが特徴で、名前から想像できるように、水辺や湿地を好みます。

ペパーミント

和名セイヨウハッカ。スペアミントとウォーターミントの交雑種です。

茎が紫色のもの(ブラックペパーミント)と、緑色のもの(ホワイトペパーミント)があります。

アップルミント

和名マルバハッカ。ミントにリンゴを混ぜたような甘い香りがユニークなミントです。

ペパーミントの栽培・育て方

ミントは生命力が強いので、手をかけなくても自然に繁殖します。そのため植える場所に注意が必要です。

地植えにも鉢植えにも向いています。

しかしお庭に植える際には、どこまでも地下茎でミントが増えていき、ほかの植物の領域を侵食していってしまうので気を付けなければいけません。

また、ミントは室内でも栽培可能なので、手軽に始められるのが嬉しいポイントです。

ペパーミントの育て方情報

分類・形態ハーブ・多年草(一年草のものもあり)
草丈・樹高50~80㎝
開花の時期7月~9月
花色
耐寒性強い
耐暑性強い
特性・用途ハーブ・香料・鉢植え・地植え
栽培難易度やさしい

栽培スケジュール

植え付け3月~6月・4月~10月
植え替え6月~9月
剪定5月~6月
肥料3月~9月
開花7月~9月
収穫1月~12月

ペパーミントの栽培に必要な準備・環境

ペパーミントは、一般に温暖な気候を好みます。15~20℃が適温ですが暑さにも寒さにも強いので、ガーデニング初心者にも育てやすい植物です。

日当たり・置き場所

ペパーミントは日当たりがよく風通しの良い場所で育てます。丈夫なので、半日陰の場所でも十分に育ちます。

水やり

ペパーミントは乾燥を嫌うので、水やりを定期的に行います。

特に夏場の乾燥に気をつけ、午前中などの涼しい時間帯にたっぷり水をあげましょう。

地植えの場合は、植え付け後に適宜水をあげたあとは、降雨だけでも問題ありません。

用土

丈夫なハーブなので、それほど土にこだわる必要はありませんが、保水性のある土壌が向いています。

ペパーミントを育てるときのポイント

ペパーミントの選び方

ペパーミントの苗を購入する際は、以下の特徴の苗を選びましょう。

  • 葉の色がきれいで厚みがある
  • 苗がぐらつかず、しっかり根付いている
  • 茎が太め

ミントは雑草のように増えていくため、買うのは1株で十分です。

植え付け・植え替え

苗の植え付けは、3~6月もしくは 4~10月に行います。
鉢植えの場合、ミントの生長は早いので苗よりも一回り大きい鉢を用意します。

そして1年おきに植え替えをします。種の場合は、春に種まきを行います。

数種類のミントを寄せ植えしてしまうと、しだいに混ざり合ってしまうため、寄せ植えはおすすめしません。

また地植えの場合、地中で地下茎が広がっていきます。

ほかの植物も植えたい場合は、鉢植えの方が管理しやすいでしょう。

剪定・切り戻し・収穫

夏前に、草丈が15cm以上に生長したら一気に新芽を取って生長を促します。こうすることで枝が増え、収穫量が増えます。

収穫は1年中できますが、生長する時期であり香りの良い春夏がもっとも旬になります。

ペパーミントは、春から夏に開花し、開花の時期は香りが強まります。

収穫する際は草丈が30cmくらいになってから、株元から10cmほど上の茎を切り取ります。

ふやし方

ペパーミントは挿し木もしくは株分けで増やすことができます。

また、こぼれ種でもふえていきます。

気を付けるべき病気・害虫

メントールのパワーで害虫に悩まされることはめったにありません。

ただお庭などで栽培する場合、まれに芋虫やナメクジに食べられてしまうことがあります。

殺虫剤・殺菌剤

芋虫やナメクジなどには防虫ネットを使って予防します。