食卓にあると便利な「小ネギ」。
和食洋食問わず、薬味としても大活躍な小ネギ(青ネギ)は、5~6月が植え付けの絶好の季節です。
今回は、おうちにもあるペットボトルで、栽培する方法をご紹介します。
小ネギ(葉ネギ)を栽培してみる「若香ゴールド」
小ネギは4月から7月下旬までと期間が長く種が蒔けるので、1回2回しくじっても大丈夫という利点があります。
日当たりのよいところを好みますが、種は嫌光性ですので直に植えるときは、深めに土をかけて丁度いいくらいです。
小ネギの種まきの注意点
今回使用したのは「若香ゴールド」という、葉ネギの中でも小ネギ向けの改良品種です。
プランターならば、直接植えても大丈夫ですが、畑に植える場合はバットに作って、苗間を適度に作っての植え替えがおすすめです。
今回はペットボトルの用土なので、直接蒔き覆い土をしっかりかけますが、プロの人は種の穴を土に開けて2.3粒蒔いてから、土をかけるそうです。
実際手間をかける分、何が違うのか検証してみました。
絶賛の検証結果「勢いと太さが違う」
こちらが普通に蒔いた場合です。
根元が露出しやすいので、風で倒れやすい。
そしてこちらがプロ直伝の種まきです。
発芽は遅かったけどスックとして力強いっぺ、これだっぺね(驚愕)
結果として、「いいから言われた通りにしろ、悪いようにはしない」でした( ・`ω・´)
解説すると、根元がぐらつきにくくなるので生育が優秀ということから、倒れずらい苗になるので、早くから水やりが楽だからということのようです。
使用用土と栽培の環境について
基本的に小ネギは、水捌けのよい団粒構造の培養土を好みます。
団粒構造とは、いわゆる空気の層を作れる、ふかふかの土のことです。
プランターならば赤玉土やバーク堆肥、くん炭などは、層を作りやすい改良用土ということになります。
【小ネギ用土の配合一例】
- 赤玉土
- バーミキュライト
- 腐葉土
- バーク
- 籾殻くん炭
- ココピート
ペットボトルで栽培する場合
簡単なのが、ペットボトルで栽培する方法です。
ネギが大きく成長しても、下の受け皿に液肥を入れておけば、引き続き水耕栽培で、再生してきたものを切って食べられます。
注意点と対策
これからの時期は暑くなるので、藻や苔が発生しやすくなります。
アルミ箔や黒マルチ、布等で、ペットボトルを覆うと藻も生えず、土の肥料の奪い合いもなくなり生育を妨ぎません。
ネギが小さくなりますが、遮光もかねてだと牛乳パックでも作れます♪
【ペットボトル栽培で使うもの一覧】
- 培養土(赤玉、腐葉土、バークなど)
- スコップ
- ペットボトル(1~2リットル容器)牛乳パックなど
- 鉢底石
- ドライバー(鉢穴あけ)
- アルミホイル(遮光)
- 覆い土
- ハサミ
- 肥料(芽だしは元肥入り用土なので無し)
ペットボトル栽培では、赤玉土は小粒使用がおすすめ。
腐葉土は篩にかけて、残骸と微塵は除けて使用すること。鉢底石は薄めに敷いても大丈夫です。
今回の使用品種「若香ゴールド」の特徴
若香ゴールドは、青ネギ用に開発された品種になります。
青ネギ(いわゆる葉ネギ)を若どりしたものを「小ネギ」と称しますが、青々とした香り豊かな品種です。
小口切りにした時の色見映えもよいので、冷奴やお刺身に抜群の上品なネギです。
*今回の種は2021年度産なので、給水させプライミング処理をしました。
栽培環境と追肥料について
種のうちは嫌光性のネギですが、発芽したら日光がよくあたる場所で栽培しましょう。
光が弱いと、ネギが細く弱々しくなってしまいます。
最初のうちは風雨に弱く、強い放水で簡単に流れてしまうので、霧吹きや如雨露でゆっくりかけることをおすすめします。
まあ、倒れても強い芽は又、上に伸びるんですが、腐ったらもったいないですからね(*´・ω・`)b
小ネギを使った美味しいご飯のお供「挽き肉と豆腐の焦がしネギ」
【材料】
- 小ネギ(採れた分だけ、ペットボトル栽培4~6本分)
- 挽き肉 100g
- 焼き豆腐 半丁
- 醤油 大さじ2~お好みで
- 味噌 小さじ1
- ニンニク 1かけら
- 酒 小さじ1
- サラダ油 大さじ2~お好みで
- 砂糖、塩コショウ(肉にふる)、ラー油を適せん
【作り方】
- フライパンを熱し、サラダ油をいれ煙が出るまで熱します。
- ネギ、ニンニクを炒めます。ニンニクの香りが、香ばしく立ってくるまで炒めます。
- ネギを皿に移し、再びフライパンを熱し挽き肉、豆腐を炒めます。
- 塩コショウした挽き肉、豆腐を炒めたら、最後に先程の炒めたネギもフライパンに戻し、調味料をいれ味付けします。
- ラー油をかけて完成です。
まとめ
初心者に分かりやすいレクチャー記事のはずが、イケてる小学生の自由研究みたいになってしまいました。
小ネギは比較的栽培しやすい上に、再生可能で何回か収穫が出来るというのが嬉しいですね。
5月~秋くらいまでは、発芽可能なので何回も作って遊べますよ(^^)では、また。