
フラワーアレンジメントに使われたり、ほぼ一年中楽しめるアルストロメリア。
カラフルでエキゾチックな色合いが特徴で色々な花言葉があります。
管理がしやすく屋外でも育てやすいので初心者の方にもおすすめです。
今回はアルストロメリアの花言葉と育て方やお手入れの方法を紹介したいと思います。
アルストロメリアの基本情報
学名 | Alstroemeria |
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英名 | Lily of the lncas |
その他別名 | 百合水仙・夢百合草 |
科名 | ユリズイセン科 |
属名 | ユリズイセン属(アルストロメリア属) |
原産地 | 南アメリカ |
アルストロメリアの花言葉
西洋の花言葉では「愛情・友情」などがあり、また花持ちが良いことから「持続」という花言葉もあります。
赤いアルストロメリアの花言葉
花言葉「幸い」
白いアルストロメリアの花言葉
花言葉「凛々しさ」
ピンク色のアルストロメリアの花言葉
花言葉「気配り」
黄色のアルストロメリアの花言葉
花言葉「持続」
アルストロメリアの花言葉の由来
アルストロメリアという名前は、スウェーデンの植物学者のカールが南米旅行中に見つけた花を、親友の名前にちなんで付けたのが由来だと言われています。
アルストロメリアの特徴
アルストロメリアは南アメリカが原産の球根植物です。
百合のような形をしていることから和名は百合水仙とも言います。
彩りが華やかで、花の一部に線状や斑点などの模様が入っていることが特徴です。
アルストロメリアの種類
南アメリカ中心に100種類ものアルストロメリアが自生しているとも言われますが、日本にはオランダで品種改良された四季咲きの品種などが広く伝わっています。
オーランティアカ系
原種を品種改良したものであり、初夏から妟つにかけて開花する一季咲きです。
リグツ系
チリを中心とした野生種の品種改良したもので、春から初夏にかけて開花します。
バタフライ系
草丈が低い物が多く、耐寒性が弱い。春から秋にかけて開花する四季咲きです。
ペレグリナ系
春から初夏にかけて開花し、夏に葉が枯れてしまいます。大輪の花が特徴です。
アルストロメリアの栽培・育て方
アルストロメリアは球根植物なので苗や球根から育てますが、種からも育てることができます。
また管理がしやすいため鉢植えでも地植えでも楽しむことができます。
育てることは難しくないのですが、種類によってお花の背丈が異なり成長具合によっては支柱立てが必要であることや、花が枯れたら花を摘むという作業が必要という2点に注意が必要です。
アルストロメリアの育て方情報
分類・形態 | 草花・球根・多年草 |
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草丈・樹高 | 0.1~2m |
開花の時期 | 5月~7月 |
花色 | 赤・白・黄色・オレンジ・紫・ピンク |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | やや弱い |
特性・用途 | 常緑性 |
栽培難易度 | 普通 |
栽培スケジュール
植え付け | 3月~4月・9月~10月 |
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植え替え | 3月~5月・10月~11月 |
肥料 | 4月~5月・10月~11月 |
開花 | 4月~7月・10月~11月 |
収穫 | 4月~7月・10月~11月 |
栽培に必要な準備・環境
アルストロメリアは高温多湿になると根腐れを起こしやすいので、明るく涼しい場所で育てることがポイントです。
日当たり・置き場所
明るく涼しくて乾燥した環境が適しています。
鉢植えなら冬はベランダに、夏場であれ場半日日陰になる場所に置きましょう。
地植えなら暗くなりすぎず涼しい場所がよいでしょう。
水やり
根腐れを起こしやすいため乾燥気味で管理してください。
基本地植えの場合は水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は花が咲いている時は表面が乾いてたっぷりを水をあげましょう。
花が終わる休眠期間は水は控えてください。品種によて休眠期間は異なります。
用土
水はけがよく、有機質の土壌を好みます。
赤玉土4:鹿沼土3:腐葉土3の配合土か、赤玉土5:腐葉土3:ピートモス1が適しています。
肥料
地植えの場合は肥料は必要ありません。
鉢植えの場合は花が咲き始める4月~5月に月一回の置き肥か、やや薄めた液体肥料を月に3~4回上げましょう。
また秋から花が咲く品種は10月~11月に同様に追肥をします。
アルストロメリアを育てるときのポイント
苗の選び方
種・苗・球根どれからでも育てられますが一番簡単なのは苗から。
葉っぱの変色や虫食いのない元気な苗を選びましょう。
鉢植えの場合は種類の背丈に合わせて5~9号の鉢に1株が目安です。
植え付け・植え替え
生育の始まる3月~4月と9月~10月が適しています。
地植えでは株の間隔を20㎝以上は必要です。
また鉢植えの場合は株を植えた後に土を5㎝程土を被せましょう。
根詰まりを起こしやすいので、鉢植えの場合は2年に1回は一回り大きい鉢へ植え替えがおすすめです。
また、品種によっては草丈が30㎝から長い物で2mまで成長します。
茎は一見太いのですが脆く折れやすいので、ある程度成長したら支柱立てをしましょう。
支柱と茎を結ぶ際に結び目が茎の方に来ると茎が折れやすくなるため結び目が支柱の方にくるようにする事と、優しく結ぶようにしましょう。
剪定
アルストロメリアはすぐ種ができるので、花が枯れたらすぐに摘み取るようにしましょう。
そのままにしておくと根に栄養が行かず根腐れを起こす原因になります。
またその時にはさみを使うと菌に感染する可能性があるため、手で引き抜くようにお花を摘むことがポイントです。
ふやし方
植え替えと同時の3月か9月に行います。
芽が出る部分を確認してから根を分けるようにしましょう。
分けた後はすぐに植え替えることをおすすめしめします。
気を付けるべき病気・害虫
特に気を付ける病気は土壌菌による根腐れか、灰色かび病です。
灰色かび病はいたるところに斑点が出来て、葉や根を腐らせてしまいます。
風通しのいい乾いた場所で育てることで予防することができます。
害虫としてはアブラムシやオンシツコナジラミ、ハダニです。
葉水を時々かけるか、発見した際は薬剤を散布するなど早めに駆除しましょう。
殺虫剤・殺菌剤
顆粒殺虫剤かスプレー式の殺虫剤がおすすめです。