《この記事でわかること》
- リボベジポットで再生された小松菜からも種がとれる
- 小松菜に適した培養土がわかる
キッチンや窓辺のちょっとしたスペースで、野菜の切れ端を水につけて栽培する「再生野菜」。
小松菜を再生培養したら春に花が咲いて、種がこぼれました。
ここから2度目の小松菜再生が出来るかどうかを検証してみました。
前編の記事はこちら!
小松菜をリボベジポットで再生栽培したら結実した
小松菜は「誰が作っても必ず収穫できる」といわれるほど、土に植えれば生えてくる、ありがたい葉もの野菜です。
この小松菜のリボベジポットの用土部分の容器は6cm×6cm×(高さ)10cmで、360ml前後の土だけで育っています。
鞘が乾燥して種が出てきた
董がたってしばらくすると、花のあとに実ができます。
自然に枯れるのを待ってから、鞘をとりますが、鞘が割れるので、こぼれないように茎ごとカットしましょう。
リボベジポットでも、結構大きい種になりました。
粒のばらつきもなく、きれいに揃っているので期待できそうです。
採集は出来れば、鞘がカラカラに乾いてからをおすすめします。
小松菜はいわゆる「菜の花」が咲くのですが、花のあとに結実すると、どんどん鞘が大きくなります。
早く種を取りたい場合は、鞘が膨らんできたら、給水ポット部分の水は捨てて培養土のみに戻します。
放っておいても、菜の花は1年草なので、どのみち枯れてきますが、種を取りたい時期にあわせて給水を遮断しましょう。
種を植えてみる
今回は、種が取れたてなので、水分吸収させずに直植えです。
明るい光で発芽する性質の小松菜なので、覆う土は薄めにかけて水やりします。
比較的小粒の種なので、必ず穴を用土に開けて種を撒く→上から軽く土を押しておきます。
図表⚫小松菜品種一覧(抜粋)
小松菜の原種は、中華野菜のタアサイとチンゲン菜の合いの子がほとんどです。
園芸種も含め100種類くらい品種があるということです。
丁度、小松菜でならした女を自称する近所のばばあがきたので、話を聞いてみたことを一覧にしてみました。
小松菜の人気品種一覧
品種名 | 早中晩生 | 特徴 |
---|---|---|
晩生小松菜 | 晩生 | 標準品種 |
スカイホワイト | 早稲 | とっても柔らか、生食向き。 |
春のセンバツ | 早稲 | 主力戦力。 |
イナムラ | 中晩生 | やや濃い緑 |
ニュー小松 | 知らない | プランター向け、新品種 |
よかった菜 | 適当 | 加熱する方が美味しい |
小松菜の形状の分類は、有袴、無袴という分け方があり、茎に沿って根本から葉っぱがあるか、ないかの違いで違いを表現することが多いんだそうです。
(この記事の、一番最初の画像の小松菜は有袴です)
今回使用の小松菜はスーパーで買った丸葉系
小松菜でも晩生型の品種と早稲品種があり、いささかの形状と、蒔き時に違わずな、成長するスピード差があります。
プランター栽培での小松菜に限って言うと「どれでもいい」というくらい優劣の差はなく、発芽→収穫できる優秀な野菜です。
今回使用したヘタは、スーパーで買った、激安2束100円の小松菜です。
丸葉の茎がしっかりとした早稲品種と、大型葉になる晩生品種をリボベジしました。
結果、やっぱり晩生品種の方がでっかい鞘になりましたね(^^)今回はこれを使用します。
*この小松菜のリボベジポットは1リットル容器使用のものです。種をとるなら、2リットルペットボトルを使うといいでしょう。
発芽ポット完成~発芽
とりあえず、一鞘分をばら蒔き植にするため、牛乳パックを培養ポットに使います。
底面に穴を4つ、再度にスリットをいれ、培養土に水を流してみます。
スーっと消えていくのが、丁度いい大きさになります。
細かい種で大活躍するのが噴霧器です。
種が流れず均等に吹き付けられるので便利です。
再生ポットでは液肥をポットに入れると葉が大きくなります
発根してきたら、給水ポットに液肥を入れます。
種類は色々ありますので、お好みでいいのですが、必ず規定の濃度で希釈するのが正当です。
濃度が濃いと普通に枯れてしまいますのでご注意ください。
万が一濃すぎて萎れてきたら、如雨露で上から流して様子見してみますが、へたるほど萎れてしまったら、新しいヘタで再チャレンジしましょう。
菜の花は必ず咲く
菜の花は、栄養素や天候にあまり左右されず、必ず開花するといっていい程強い花で、昔から、上手くいかないことでも根気よく続ければ、いつか必ず花が咲く。という象徴的な例えに、よく引用されてきました。
特に、小松菜は大変丈夫な菜っぱ類ということもあり、通年での栽培が可能です。
リボベジポットで再生ということなら、いつでも作ることが出来るので収穫しやすい植物なのです。
まとめ「クローン小松菜が発芽しました」
種を撒いてから7日目、発芽しました(間に合ってよかったです)。
捨てる野菜のヘタから収穫→種取り→再び発芽が出来るとなると、これはなかなか得した気分ですよね♪
これから盛夏に向けて、リボベジもバンバン出来ます。
失敗は気にせず気軽に始められますので是非チャレンジを。
再生小松菜から、サラダ油が搾れる日が来ることをご祈念しています(^^)/ではまた。