【写真付き】夏と冬は避けて!モッコウバラの植え替え方法と流れ

花付きがよく、枝一杯に小さな花をつけるモッコウバラは、その愛らしくも見事な姿に、見る人の心をくぎ付けにします。

育てやすく、初心者にも人気のあるモッコウバラの植え替えを成功させるコツについて、まとめていきたいと思います。

なぜモッコウバラの植え替えが必要?

植え替え前のモッコウバラ
モッコウバラは、根っこが鉢の下から出てきたら植え替えをします。

鉢が大きくなると、根っこが出ているか確認しずらいですが、「なんだか元気がないな」「花数が少ないな」と思ったら、植え替えのタイミング。
2~3年に一度は植え替えが必要です。

我が家のモッコウバラは、以前植え替えしてから2年以上経っており、土も古くなりました。
前回のシーズンには花数がいつもより少なかったので、今回植え替えをしていきたいと思います。

モッコウバラの植え替えにベストな季節は?

モッコウバラの植え替えに適した時期は、10月~11月です。
バラの中では比較的に丈夫な植物なので、それ以外の時期でもさほど問題はありません。

ただし、「夏と冬の時期には植え替えしない」ことが、植え替えを成功させるコツです。

モッコウバラの植え替えに使用した道具

モッコウバラ①

モッコウバラの植え替えで用意した道具をご紹介します。

  • 土入れ(大・小) ※写真
  • 鉢底ネット   ※写真
  • 鉢底石
  • 用土(赤玉土(小)6、腐葉土4の割合で配合)
  • 緩効性肥料
  • 大きくしたい場合は、新しく植え替える一回り大きな鉢
  • 園芸シート
  • 今回植え替えするモッコウバラ

土入れは、大きいものだけじゃなく、小さいものもあると便利です。
3個セットですと植物や鉢のサイズに合わせて使用できて便利です。

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モッコウバラを今より大きく育てたい場合は、一回り大きな鉢を用意します。
作業用の園芸シートはトレー型になっているものが便利です。

今回は100均で購入したレジャーシートを使用しました。

モッコウバラを植え替える流れ

モッコウバラを植え替える流れについてご紹介します。

  1. 土を配合する
  2. モッコウバラを鉢から出す
  3. 根っこをほぐす
  4. 植え替える鉢に鉢底石を入れる
  5. 土をある程度入れ、緩効性肥料を混ぜておく
  6. モッコウバラを入れてみて、高さを合わせながら土を入れる
  7. お水をかける

①土を配合する

モッコウバラ②

新しく使う土を用意します。

モッコウバラは、水はけが良く、保水力がある土を好みます。
今回は赤玉土(小)6、腐葉土4の割合で混ぜて使いました。

手軽に植え替えする場合は、市販の「バラ専用の土」を使うといいでしょう。

②モッコウバラを鉢から出す

モッコウバラ③

モッコウバラを鉢から抜き出します。

我が家のモッコウバラは根っこが張っていて土も硬くなっており、なかなか鉢から抜けませんでした。
鉢と土の間に隙間を作りながら、少し引っ張るようにして、抜き出しました。

それでも抜けにくいという場合は、プラスチック製の鉢ならハンマーなどで鉢の側面を叩くと抜けやすくなります。

③根っこをほぐす(※根が張っていて鉢のサイズを大きくしない場合のみ)

モッコウバラ④

バラの植え替えは、基本、根を崩さずに一回り大きな鉢に入れます。
ただし今回は、鉢のサイズをこれ以上大きくしたくありません。

このままでは新しい土を入れることができないので、軽く根を整理します。
全体的に少し根をほぐして、根鉢の土も落としました。

④植え替える鉢に鉢底石を入れる

モッコウバラ⑤
新しく植える鉢に鉢底ネットを引き、底が見えなくなるまで鉢底石を入れます。
今回のように、もともと入っていた鉢を使う場合は、綺麗に洗ってから使用します。

⑤土をある程度入れ、緩効性肥料を混ぜておく

モッコウバラ⑥

新しい土をある程度入れて、緩効性肥料を適量入れて混ぜておきます。

⑥モッコウバラを入れてみて、高さを合わせながら土を入れる

モッコウバラ⑦

モッコウバラを鉢に入れ、ウォータースペースを作りながら高さを合わせて、土を入れていきます。

⑦お水をかける

モッコウバラ⑧
土が入ったら、お水をたっぷりかけます。

お水をかけてみて、土が少ないようなら土を足します。

モッコウバラの植え替えが完了

植え替え後のモッコウバラ

以上で、モッコウバラの植え替えは完了です。
春に、たわわな花をつけてくれるのが楽しみです。

我が家のモッコウバラは、葉が黄色くなり落葉の季節を迎えています。
バラは通常冬に葉を全部取りますが、モッコウバラは病気に強く葉を落とす必要はないので、そのままにしておきます。

さて、植え替えが終わったモッコウバラは、日当たりと風通しのいい場所に置きます。
お水は土の表面が乾いたら、たっぷりのお水をあげます。

モッコウバラは肥料も大好きなので、3ヵ月に一度のペースで固形肥料をあげます。
ただし、生育が早いバラなので、あまり大きくなると困る、という場合は、花が終わったあとの枝を、好きな長さで切り落とします。

反対に大きく育てたい場合は、植え替え時に鉢を一回りから二回りほど大きくしていき、誘引では枝をなるべく横にしていくと、翌年、たくさんの花がつきます。