パンジーはスミレ科スミレ属の一年草です。丈夫で育てやすいのが特徴で、様々な季節のお花との寄せ植えにするにもぴったりです。
今回はそんな初心者にもおすすめのパンジーの寄せ植えについてご紹介します。
寄せ植えの作り方や管理のポイント、パンジーと相性の良い植物についてもお話しします。
初心者さんにも分かりやすく説明するので、是非挑戦してみてください!
パンジーを使った寄せ植えは初心者にもぴったり
パンジーは冬の寒さにも強く丈夫で、初心者にも育てやすいお花です。
品種改良が進み、八重咲き、フリル咲き、大輪など様々な品種と豊富なカラーも魅力的です。
寄せ植えにするにも、出来上がりのイメージがつきやすく、寄せ植えが初めての人にも挑戦しやすいです。
パンジーは少ないお手入れでも大丈夫
生活にお花を取り入れたいと思っていても、毎日お手入れをしなければならないと負担になりますよね。
その点、パンジーは丈夫なので水やりを少し忘れてしまったくらいなら、ぜんぜん大丈夫です。
また、どんどん花をつけるのもパンジーの特徴です。
毎日お花が咲いてくれると、嬉しい気持ちになり、寄せ植えに目を向けるのが日課になります。
寒さに強く長く楽しめる
寒い時期になると枯れてしまうお花が多い中、パンジーは寒さに強い貴重なお花です。また、秋から春にかけて開花期が長いのが特徴です。
長くお花を楽しめると、寄せ植えの作り甲斐がありますよね。
寒さに比較的強い植物を一緒に寄せ植えにしてあげることで管理もしやすくなります。
後ほどパンジーと一緒に植える植物についても説明しますので、参考にしてくださいね。
パンジーの寄せ植えの作り方のポイント
それでは、次にパンジーの寄せ植えの作り方とポイントをご紹介します。色合わせも簡単、おしゃれにできるようになります!
パンジーを使った寄せ植えの作り方
それでは、パンジーをメインに寄せ植えを作ってみましょう!
必要な道具
- お花の苗
- 鉢かプランター
- 草花用の培養土
- 元肥用の緩効性肥料
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- スコップ
まずは、お花屋さんでメインとなるお気に入りのパンジーの苗をひとつ見つけてください。
メインのパンジーを3株、同系色のパンジーか脇役となるお花を2株、リーフ系の苗を2株買いましょう。
だいたい苗が6~7株であれば、8号(24cm)前後の鉢が合うはずです。
一つの苗の大きさも違うため、お店で色やボリュームのバランスを考えて、必要であれば増やしたり減らしたりしてください。
寄せ植えの作り方
- 鉢底ネットをひき、鉢底石を入れます。
- 用土に緩効性肥料を用土に混ぜこみ、鉢の半分まで入れます。
- まずは苗をポットごと並べてみて置き場所を決めましょう。
- パンジー→脇役のお花→リーフ系の順で入れていくとバランスがとりやすいですよ。
- ポットから取り出したら、根鉢を揉みほぐしてから植え付けましょう。
四方八方からキレイに見えるように植えこむのがポイントです。 - 全ての苗を植えたら、最後に土を間にも入れ込み、害虫予防にオルトラン粒剤を表面にまきましょう。
グラデーションで色をまとめて
寄せ植えをしてみると悩むのが色の配分。どうやったらおしゃれにまとまるでしょうか?
そこはグラデーションにする事で初心者でも上手にまとめられます。
パンジーは色の種類が豊富で、一輪に濃淡があったりグラデーションしているものもたくさんあります。
例えば、ピンク系の寄せ植えにしたいなら濃いピンク、赤紫、薄ピンク、薄紫、白でまとめてみてください。
一緒にシルバーリーフ系をいれると淡く仕上がりますよ。
濃い紫をメインにしたいなら、薄紫、青紫、薄い水色を合わせる大人っぽくまとまります。
パンジーを使った寄せ植えの管理方法
パンジーを使った寄せ植えが、元気に育つように適切な環境で育てましょう。日々の管理方法をご説明します。
置き場所と水やり
パンジーはお日様がたくさんあたる場所に置いてあげましょう。
また、一緒に植えている植物も同じように日当たりを好むものだと管理がしやすいです。
水やりは必ず朝から午前中に行いましょう。なぜなら、午後にあげてしまうと夜の寒さで土が冷たくなり根が傷んでしまうからです。
これは寄せ植えにしている他の植物にも言えることなので、特に冬場は注意してください。
春は土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりあげます。冬は若干乾かし気味に育てましょう。
肥料
パンジーはどんどんお花をつけてくれるので、肥料を与えることで元気に育ちます。
まずは寄せ植えを作る時に緩効性肥料を用土に混ぜこみましょう。
冬場は生育がゆっくりなので、そこまで肥料は必要ありません。
春になりお花をたくさんつけるようになったら、10日に1回液肥を追加してあげましょう。
肥料のあげすぎは株を弱らせ、アブラムシなどの害虫被害の原因にもなります。
適量をあげることで、寄せ植え全体の植物も元気に育ちます。
花がら摘み
寄せ植えはぎゅっと間隔が狭くなっている事が多く、花や葉が茂ってくると通気性が悪くなります。
古くなった葉や枯れた花はこまめに摘んであげて、キレイな姿を保ちましょう。
また、春になりパンジーがどんどん咲き、葉も増えて密集している場合は、葉をすくように適度に剪定をしましょう。
害虫予防にもなります。
パンジーと一緒に寄せ植えにしたい植物
では、パンジーの寄せ植えに合う植物をご紹介します。
秋から春に楽しめるパンジーと共に植えるのは、寒さに強い植物を選ぶと一緒に長く楽しめます。
初心者の皆さんにも管理がラクで手に入りやすい植物をピックアップしました。
パンジーとビオラは相性抜群!
パンジーとよく似ているのがビオラ。初心者には見分けがつかないかもしれません。
大きな違いは、パンジーは一輪が大きく、ビオラは小さめというところです。しかし、どちらも育て方に大きな違いはありません。
パンジーの方が大きめなので、存在感抜群で寄せ植えのメインとしてもぴったりです。
どちらも春と秋に苗が出回り、お値段もお手軽なのが嬉しいですね。
メインのパンジーに、ビオラを脇役として入れてあげると間違いない組み合わせです。
パンジーと葉牡丹は管理もラク
キャベツに似た葉牡丹は寒さにも強く、色づく葉が特徴です。
葉を楽しむ植物のため、下の葉が黄色くなってきたら取ってあげるだけで管理も簡単です。
特にバラのように咲く小型の品種はパンジーとの寄せ植えにもよく合います。
葉牡丹は動きがないので、ヒューデラやアイビーを入れてあげるのがおすすめです。
パンジーとスイートアリッサム
小さな白い花をふんわりとつけるスイートアリッサムは、寄せ植えの名わき役です。
スイートアリッサムも寒さに強い一年草なので、パンジーにはぴったりです。
パンジーをメインに、スイートアリッサムを脇役にいれるだけで可愛らしくボリュームもある寄せ植えになります。
シルバーレースとダスティミラー
耐寒性がある多年草のシルバーリーフは寄せ植えを作るために欠かせません。
シルバーレースとダスティミラーは、どちらも寄せ植えのお花の引き立て役になります。
はっきりした色のパンジーにシルバーリーフを合わせると、パンジーの色を引き立ててくれます。
淡い色のパンジーに添えるとやさしくい雰囲気にまとまります。
ハツユキカズラ
ハツユキカズラも寒さに強く、パンジーとともにお日様に当てることでキレイに発色します。
一つの株を分けて、パンジーやビオラの間から出すようにして入れ込んであげると、単調にならずに仕上がります。
まとめ
今回はパンジーの寄せ植えについて、作り方やポイントをご紹介しました。
パンジーの寄せ植えは丈夫で長く楽しめ、寄せ植え初心者にも始めやすいです。
種類が豊富なパンジーからお気に入りを見つけて、挑戦してみてください。ポイントに沿って作ってもらえると、必ず素敵な寄せ植えができますよ!