燃えるような真っ赤な実が美しい「ピラカンサ」初心者でも育てられる育て方を解説

初夏に白い蜜になった豪華な白い花を咲かせ、秋から翌年の春前までの間は真っ赤な実をたくさんつける美しい花木です。

実に鑑賞価値があるので、とても長い期間お庭で楽しめることでしょう。

今回は、和洋折衷を揃えたかなような花木「ピラカンサ」の育て方や花言葉について解説します。

ピラカンサの基本情報

学名Pyracantha
英名Firethorn
その他別名常盤山査子、トキワサンザシ、ピラカンサス、タチバナモドキ
科名バラ科
属名トキワサンザシ属
原産地中国・ヨーロッパ

ピラカンサの特徴

ヨーロッパから西アジアを原産とするピラカンサは、庭木や生垣なのでお庭を彩る花木です。

花は細かい花弁をたくさん咲かせ、それが1つに集まって咲くことから、非常に豪快な可憐さ姿をしています。

また秋になると燃えるような赤い果実をつけるので、1年中四季を楽しめる庭木となるでしょう。

花言葉はいくつかありますが、その中でもピラカンサの真っ赤な果実から由来したとされる「燃ゆる想い」は、誰かに想いを伝えたい時に、ピラカンサはあなたのために想いを届けるのではないでしょうか。

また、ピラカンサの誕生日花は「10/26」「11/13」「11/23」「11/24」「12/3」「12/6」「12/8」の方となります。

ピラカンサの「美しさはあなたの魅力」という言葉を一緒に届けると、相手も喜んでくれるでしょう。

ピラカンサの種類

ピラカンサ(P. coccinea)

ピラカンサの代表品種となり、よく出回っている品種となります。

果実が赤色と黄色の混色でつけることが特徴的でしょう。

ヒマラヤピラカンサ(P. crenulate)

通常のピラカンサよりも、若干果実の色が異なり、さらに真っ赤な実を付けるほか、より密集してつけることが特徴的でしょう。

ピラカンサと並んで、市場によく出回る品種です。

タチバナモドキ(P. angustifolia)

他の品種よりも、トゲの数が多くいのが特徴です。

また秋になると果実はオレンジ色をした実をつけます。

ピラカンサの栽培・育て方

寒さや暑さ、また耐陰性もあることから、非常に育てやすい花木です。

比較的どんな土壌でも育つことから、場所には困らず、植えやすい特徴があります。

メンテナンスも特になく、初心者でも育てやすい花木となりますが、剪定をする必要があるほか、害虫の被害もしばしば見られるので、管理はしっかりと行いましょう。

ピラカンサの育て方情報

分類・形態常緑低木/庭木/生垣、盆栽
草丈・樹高2m〜4m
開花の時期5月中旬〜6月中旬
花色
耐寒性強い
耐暑性強い
特性・用途常緑性、庭木や生垣のほか盆栽。
栽培難易度やや易しい

栽培スケジュール

植え付け3月〜4月、10月〜11月
植え替え3月〜4月、10月〜11月
剪定6月下旬〜9月
肥料2月〜3月、6月下旬(鉢植え)
開花5月中旬〜6月中旬

栽培に必要な準備・環境

日当たり・置き場所

日当たりのよい場所を好み、花や実の付きがよくなります。

乾燥には弱いので、直射日光がずっと当たるような場所は避けましょう。

水やり

地植えの場合は、特に水やりをしなくても構いません。

夏場や乾燥する時期のみ、朝方か夕方に水やりをします。

鉢植えの場合は、生長期の春から秋にかけてはしっかりと水を与えます。

用土

乾燥し過ぎない土であれば、どんな土でも比較的に育ちます。

しかし水はけがよく、腐葉土を混ぜた土で育てることがよいです。

土を腐葉土を同量の量で混ぜ合わせるとなおよいです。

肥料

庭に地植えの場合は、2月から3月の間のみ緩効性化成肥料を寒肥として与えます。

鉢植えの場合は、2月から3月に加え、花が咲き終わった後の6月下旬に同じ肥料を与えます。

固形の油かすでもよく生長してくれるでしょう。

ピラカンサを育てるときのポイント

植え付け・植え替え

春が近づくころの3月から4月か、秋の10月から11月に植え替え、植え付けを行います。

地植えの場合は、鉢のサイズよりも1回り広いサイズで堀り、深さは鉢の高さやよりも数cm浅くして、表面がですように穴を掘ります。

植え付けができたら、足で株の周りをよく踏み慣らし、水をたっぷりと与えます。

鉢植えの場合は2年に1回の目安で、植え替えを行います。

根鉢の土を半分以上落とし植え付けるとよいです。

腐葉土や元肥を混ぜてから植えると生長もよくなるでしょう。

剪定

6月下旬から9月の間に行え、芽吹く力が強いので強剪定で刈り込んでも問題ありません。

徒長し過ぎている部分を切って行きますが、しっかりと枝の付け根から、切り落とすことがコツとなります。

節と節の途中で切ると、新たに枝分かれをして、さらに増えてしまうので注意しましょう。

ふやし方

挿し木:6月〜7月に挿し木が行え、同年に伸びた枝を6〜7cmにカットさせると挿し穂ができます。

挿し穂は水はけのよい用土で育てましょう。

種まき:熟した果実から種を取り出して、種まきで増やすことができます。

果肉をきれいに水で洗い滑りを取ります。

その後は10月から12月の間に種まきを行い、室内へ育てるとよいでしょう。

気を付けるべき病気・害虫

病気

特になし

害虫

ハマキムシ:春や秋の温暖な時期に現れます。

殺虫剤・殺菌剤

スミチオン・オルトラン液剤