寄せ植えなどによく使われるカラーリーフですが、ヒューケラもまたおしゃれな寄せ植えにするためによく使われるカラーリーフです。
赤紫や黄緑、橙色または混色などさまざまな品種があり、50種類以上が分布しています。
豊富な色の中から選ぶことができるため寄せ植えでも非常に使いやすい植物でしょう。
またヒューケラの花言葉の「辛抱強い」のように大株になると寒さや暑さや乾燥、日陰にも強くなるという丈夫な植物なため、ガーデニングでは重宝されやすいです。
ヒューケラの基本情報
学名 | Heuchera sanguinea |
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英名 | alumroot・coral bells |
その他別名 | ツボサンゴ・ホイヘラ |
科名 | ユキノシタ科 |
属名 | ツボサンゴ属 |
原産地 | 北米・メキシコ |
ヒューケラの特徴
色の種類が豊富なヒューケラで、カラーリーフとして寄せ植えに使われますが実は花言葉があるようにヒューケラも花は咲かせるのです。
5月から7月の開花時期に花は葉から高く伸びた花茎から総状花序に咲かせます。
また花に見えているのはガクで花はガクの中の小さな白い部分です。
ヒューケラは半日陰でも育つ強い植物ですが、その日陰でも力強く咲く小さな花は素朴な姿から「恋心」や「繊細な思い」「辛抱強い」などと由来があるようです。
また丈夫な性質から寄せ植えでは四季それぞれに対応でき、カラーリーフとして花を引き立ててくれます。
最も代表的な種類は「ヒューケラ・サンギネア」で、濃い緑の葉に真っ赤な花を咲かせるのが特徴です。
「ヒューケラ・ドルチェ」は葉がカラフルな種類で寄せ植えで最も使えるカラーリーフでしょう。
ヒューケラの種類
ヒューケラは50種類以上の品種が確認されているので、寄せ植えをさらにアレンジしやすいです。
ヒューケラ・サンギネア
ヒューケラの代表的な品種で名前の「ツボサンゴ」はこの種から由来されています。
日本に古くから伝わった品種とされているのです。
ヒューケラ・ドルチェシリーズ
この種のヒューケラはさまざまな色があるこから、「パプリカ」「メープルファッジ」「チョコミント」など多種な名前が付けられ寄せ植えには最適な種です。
ヒューケラ・シャンハイ
濃い紫色で光沢のある葉を持つ品種です。
花も薄いピンク色で豪華な咲き方をします。
ヒューケラ・ライムリッキー
黄金の黄緑色の葉を持つ品種ですが、寄せ植えでは非常に目立つカラーリーフにもなります。
1つ植えるだけで寄せ植えや花壇は見違えるように変わるでしょう。
ヒューケラの栽培・育て方
小苗時のヒューケラは乾燥に弱く、常に湿っている状態の土壌や環境を好みます。
親株までに成長すると、暑さ寒さや乾燥、日陰などと、さまざまな環境でも耐え抜くことができます。
初心者の方でも非常に育てやすい植物です。
また寄せ植えだけではなく、地植えで育てるとグランドカバーにもなり雑草が生えにくい庭もできます。
ヒューケラの育て方情報
分類・形態 | 多年草・カラーリーフ・草花 |
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草丈・樹高 | 20〜80㎝ |
開花の時期 | 5月〜7月 |
花色 | 赤・白・ピンク・緑 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
特性・用途 | 耐寒性・耐陰性・カラーリーフ・グラウンドカバー |
栽培難易度 | やや簡単 |
栽培スケジュール
植え付け | 3月〜4月・9月中旬〜11月上旬 |
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植え替え | 3月〜4月 |
肥料 | 3月〜4月・10月〜11月 |
開花 | 5月〜7月 |
栽培に必要な準備・環境
日当たり・置き場所
ヒューケラは冬の寒さが日本より寒い国でも育つほど耐寒性が強く、耐暑性もあり乾燥に耐えられるので置く場所に困ることは少ないです。
しかし直射日光の当てすぎは葉の色あせや、葉焼けの原因に繋がるので木陰に植えることがよいです。
また耐陰性もあるため半日影でも育ちますが、常に日陰の場合だと花付きが悪くなるので注意が必要になります。
水やり
小苗時は常に湿っている状態がよいが、大株の場合は表面の土が乾いたらたっぷり水を与えるとよいです。
用土
水はけがよい土を好むので、庭植えの場合は掘り起こした土と同量の腐葉土を混ぜてから植えるとよいです。
また鉢植えの場合も水はけをよくするために、赤玉土と腐葉土を同量で混ぜた用土を作るとよいでしょう。
ヒューケラを育てるときのポイント
植え付け・植え替え
植え付け、植え替え共に3月〜4月または9月下旬〜11月上旬が適期です。
鉢植えの場合は2年に1回は植え替えをしてあげてください。
庭の場合も3〜5年に1回は根を様子をみて、混み具合を確認したり根周りを見てあげるとよいでしょう。
鉢植え、庭植え共に、必要であれば植え替えや、株分けを行ってすっきりさせてあげるとよいです。
ふやし方
植え替えの際に、株分けをしたものでふやせます。
植え付け、植え替え同様に春と秋が適期です。
植え替えをしたら、一緒に株分けをしてふやしてもいいでしょう。
また茎が高く立ち上がったものや、わき芽が多いものは挿し芽によってもふやせます。
一般的なヒューケラ・サンギネアなどは比較的に挿し芽でふやしやすいです。
気を付けるべき病気・害虫
病気
病気は特に心配する必要はありません。
害虫
アブラムシ、カイガラムシの害虫被害があります。
風通しが悪い場合や、西日の当てすぎによって発生しやすいので環境を整えましょう。
また日陰過ぎても、ナメクジやダンゴムシなどの不快害虫が発生しやすくなります。
殺虫剤・殺菌剤
園芸用品で使われている殺虫剤をかけるのがおすすめです。