元気を与えてくれる陽気なガーベラ【花言葉や育て方をご紹介】

ガーベラは、切り花としても鉢植えとしても非常に人気の高いお花で季節に関わらず花屋さんの店頭に並んでいます。
ガーベラにはさまざまな品種があり、彩りもバリエーション豊かですくっと立って大輪の存在感ある花をつけます。

そのため、アレンジメントにも花束にも華を添えてくれる花材となっています。
花色は、白、赤、黄色、オレンジ、ピンク、紫など豊富にあります。

今回は、そんなガーベラの育て方や花言葉、品種など詳しくご紹介します。

ガーベラの基本情報

学名Gerbera jamesonii Hybrid
英名Gerbera
その他別名オオセンボンヤリ・ハナグルマ
科名キク科
属名ガーベラ属
原産地南アフリカ

ガーベラの特徴

ガーベラは、キク科ガーベラ属の多年草で、南アフリカ原産で温暖な地域に主に分布しています。
野生のガーベラは、南アフリカ中心に40種ほど存在しています。
ヨーロッパで品種改良が重ねられ、現在では切り花用に2000種以上が存在しています。

開花期は、品種にもよりますが、4月~6月、10月~11月ごろです。
丈夫で育てやすいので、初心者にもおすすめです。

ガーベラの花言葉

ガーベラの花言葉は、「希望」や「常に前進」「上機嫌」「美」といった元気を与えるイメージのガーベラにぴったりな前向きな言葉が多いです。
色別にも花言葉があり、白いガーベラは「希望」、ピンク色は「崇高美」、黄色は「親しみやすさ」、赤色は「神秘」、オレンジ色は「我慢強さ」となっています。

ガーベラの種類

ガーベラは、園芸品種が数多く開発され、毎年新しい品種が生まれています。
色も豊富ですが、咲き方も以下のように様々な種類があります。

  • 一重咲き
  • 八重咲き
  • スパイダー咲き(花弁が線のようにのよう細い)
  • 半八重咲き(セミダブル)

また、中心部分が黒いものと白いものがあったり、背が高い切り花用、鉢植え向けの小型タイプなどもあったり選択肢が多岐にわたります。
以下に代表的な品種をご紹介します。

ガーデンガーベラ・エバーラスト

大型の品種です。
耐寒性および耐暑性に優れていて、花壇にも向いています。

スイートフェスティバル

ピンク色の花弁で、中心は白色です。
背丈は低めです。

レネゲード

スパイダー咲きで、花弁は濃いピンク色で中心は黒色です。

スーパークリムソン

地植えに向いている品種です。

パスタ

カール咲きで、個性的なお花をつけます。

ストラ

ポンポン咲きの品種。
ポンポン菊のような、丸みの帯びた咲き方をします。

ガーベラの栽培・育て方

丈夫で育てやすいガーベラですが、育成環境は重要です。
日当たりの良い場所で、高温多湿を避けましょう。

じめじめした場所が苦手で、梅雨時期や多湿の場所に植えると根が腐りやすいので要注意です。

ガーベラの育て方情報

分類・形態多年草・山野草
草丈・樹高10~80cm
開花の時期4月~6月・10月~11月
花色赤・ピンク・白・黄・オレンジ・紫・複色など
耐寒性強い
耐暑性強い
特性・用途常緑性・耐寒性が強い・切り花・花壇・鉢植え
栽培難易度普通

栽培スケジュール

植え付け3月~5月・9月~11月
植え替え3月~5月・9月~11月
肥料3月~6月・9月~11月
開花4月~6月・10月~11月

栽培に必要な準備・環境

日当たり・置き場所

ガーベラは、日光を好むので日当たりがよく風通しの良い場所で育てましょう。
高温多湿に弱く、夏場の高温になる時期や梅雨の間は、明るい日陰に移動します。

また、温暖な気候を好むガーベラは寒冷地での屋外での育成が難しいため、鉢植えにして寒い時期は室内に移動させることをおすすめします。

水やり

地植えの場合は、特に水やりをしなくても構いません。
夏場や乾燥する時期は、適宜水やりを行ってください。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたタイミングで水をたっぷり与えてください。
与えすぎは要注意です。

用土

水はけがよく、中性の土壌を好みます。
鉢植えの場合は、市販されている草花用の培養土がお手軽です。
地植えの場合は、パーライトを混ぜると水はけが良くなります。

肥料

植え付け時に緩効性肥料を土に混ぜておきましょう。
そのあとは、開花期に液体肥料を2週間に1度施します。

ガーベラを育てるときのポイント

選び方

ガーベラの苗を選ぶときは、葉の数が多く葉がすべてきれいな緑色をしていること、蕾が多いものを選びましょう。

植え付け・植え替え

植え付け、植え替えともに、3月~5月、9月~11月が適期です。
ガーベラは、根を長く伸ばすため、根詰まりを防止するために毎年もしくは2年に一度は植え替えをする必要があります。

剪定・切り戻し・収穫

ガーベラは剪定は必要ありませんが、花後に花がらや枯葉を摘んであげましょう。

ふやし方

ガーベラは、株分けや種でふやすことができます。
株分けでふやす方が一般的です。

気を付けるべき病気・害虫

ガーベラは、病害虫に強い方ですがアブラムシやハダニの被害や、うどんこ病にかかることがあります。
花がら摘みや、枯葉取りを定期的に行い、風通しを良くしてあげましょう。

殺虫剤・殺菌剤

アブラムシには、ベニカベジフルスプレーなどが効果的です。
ハダニは水に弱いので、葉に水をかけると退治・予防できます。

うどんこ病にはベニカDXなどが効果的です。