光沢のある小さな葉っぱがかわいいベンジャミン。
インテリアとしても、とてもおしゃれで人気の高い観葉植物です。
今回は、そんなベンジャミンの育て方や管理のポイント、気をつけたい病害虫を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
ベンジャミンの基本情報
学名 | Ficus benjamina |
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英名 | benzyamina |
その他別名 | シダレガジュマル ホソバアコウ ベンジャミン・ゴムノキ ベンジャミナ |
科名 | クワ科 |
属名 | フィカス属 |
原産地 | インド・東南アジア |
ベンジャミンの特徴
ベンジャミンの花言葉は複数あり、「永遠の愛」や「友情」といった人間関係にまつわる花言葉です。
とても縁起が良いので、お祝いや大切な人へのプレゼントとしても喜ばれる観葉植物です。
風水的にも、ベンジャミンは心を落ち着かせるなどの意味合いがあります。
ベンジャミンの種類
ベンジャミンにはいくつかの種類があります。
その中でも一般的な種類を紹介します。
フィカス・ベンジャミナ
通常「ベンジャミン」と呼ばれる品種はこの品種です。
葉が鮮やかな緑色をしていて、幹がねじれて流通しているものもあります。
ベンジャミン・バロック
葉っぱがくるんっと巻いているのが特徴的です。
新芽はとても鮮やかな緑色をしていますが、成長すると濃い緑色へと変化します。
とてもおしゃれで人気の品種です。
ベンジャミン・スターライト
この品種は葉っぱに斑があるのが特徴です。
葉の縁は白で中央は緑色をしています。
基本的に斑入り品種は通常の品種より寒さなどに弱いです。
ベンジャミンの栽培・育て方
ベンジャミンは比較的育てやすい観葉植物。
気をつけたい点は、置き場所をコロコロと変えないようにするのがポイントです。
コツを押さえて上手に育てましょう。
ベンジャミンの育て方情報
分類・形態 | 観葉植物・低木 |
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草丈・樹高 | 30cm〜2m |
開花の時期 | 不定期 |
花色 | 赤 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 環境に適応するため葉を落とす・常緑 |
栽培難易度 | やさしい |
栽培スケジュール
植え付け | 5月〜8月 |
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植え替え | 5月〜8月 |
剪定 | 4月〜5月 |
肥料 | 4月〜10月 |
開花 | 不定期 |
栽培に必要な準備・環境
日当たり・置き場所
ベンジャミンは日光を大変好む植物です。
日当たりのよい場所で管理しましょう。
ただし、直射日光は葉焼けしてしまうので、レース越しの窓際がベストです。
ベンジャミンは環境がかわると葉を落とす特徴があります。
枯れているわけではありませんが、置き場所はなるべく一定にしましょう。
水やり
ベンジャミンの生育期間である春から秋までは、土がしっかり乾いたらたっぷりお水をあげましょう。
この際、受け皿にたまった水は必ず捨ててください。
冬場の水やりは、土が乾いてからさらに2〜3日経ったくらいにあげましょう。
肥料
ベンジャミンの生育期間である春から秋に、緩効性化成肥料を2週間に1度のペースであげてください。
なお、あげすぎは肥料焼けや枯れる原因になるので気を付けましょう。
用土
ベンジャミンは水はけのよい土を好みます。
市販の観葉植物の土で問題ありません。
温度
耐寒性はなく、5度を低下するとかれてしまいます。
冬の管理は暖かい場所が好ましいです。
ただ、暖房の風が当たらないよう注意しましょう。
ベンジャミンを育てるときのポイント
選び方
ベンジャミンを選ぶ時は、葉の裏や枝に虫がついていないかしっかり確認しましょう。
病害虫にやられてしまっていると、せっかく購入しても元気に育たないなどのトラブルが起こる可能性があります。
種まき
種から育てる場合は、種まき用土を使用しましょう。
2週間ほどで発芽しますので、10cmほどになったら、鉢に苗植えをしてください。
植え付け・植え替え
ベンジャミンの植え付けは生育期間である4月から8月ごろにしましょう。
植え替えも同様、生育期間に行います。
植え替えをする時は、土を乾燥させてからおこなってください。
植え付け・植え替え後は根付くまでしっかりと水やりをするようにしてください。
剪定
4月から5月におこないましょう。
葉が生茂ると栄養がいかないため、負担を減らす意味でも剪定してください。
枝の根本から思い切って切りましょう。
ふやし方
ベンジャミンは挿し木で増やすことができます。
生育期間中である4月〜7月が最適な時期です。枝を10cmほど切り挿し木にします。
この時、根本に発根促進剤を塗るとよいです。
ベンジャミンのねじり方
ベンジャミンは、幹が編まれているものがあります。
これは自然に編まれるわけでなく、人の手が加えられています。
ベンジャミンを編むには、まず若い木を手に入れてください。
若い木は柔らかいため、編み込み意外にも色んな仕立て方ができ、オリジナリティを出すことができますよ。
気を付けるべき病気・害虫
ベンジャミンが最も気をつけたい害虫が、「カイガラムシ」です。
カイガラムシは葉が乾燥すると発生する可能性があります。
適度な葉水で防ぐことができるので、日頃から予防しましょう。
病気は特にありません。
殺虫剤・殺菌剤
カイガラムシは基本的に歯ブラシなどでこすると取れる虫です。