大人気のエケベリアの育て方とコツをご紹介!

エケベリアはメキシコなどの中南米が原産の、ベンケイソウ科、エケベリア属の多肉植物です。
肉厚の平たい葉をロゼット状(放射状)に広げ、バラの花のような姿が美しい植物です。

あまりお手入れが水やりが必要ないため、初心者の方にもおすすめの植物です。
異なる品種のエケベリアを寄せ植えにしても素敵に仕上がります。

今回は、そんなお花のように美しいエケベリアの育て方をご紹介します。
エケベリアの魅力にひかれて集めたくなっちゃうこと間違いなしです!

エケベリアの基本情報

学名Plush plant
英名Echeveria
科名ベンケイソウ科
属名エケベリア属
原産地メキシコなどの中南米・南アメリカ

エケベリアの特徴

エケベリアは、本に植物の挿絵を描いていた画家であるAtanacio Echeverria(アナタシオ・エチェベリア)さんからその植物の名前がつけられました。

数センチの小型のものから80cmもの大型、葉がぷっくりしたものから縮れたものまで多種多様です。
色も緑一色のものから、赤や紫にグラデーションするものも多くあります。
また、春から夏には花を咲かせたり、秋には紅葉したりと1年中様々な姿を楽しむことができるのもエケベリアの魅力です。

エケベリアの種類

エケベリアは原種だけでも約160~180種類あり、品種改良もされていてたくさんの品種があります。

エケベリア・七福神

比較的大きくなる品種で、子株をたくさんつけます。
人気品種のひとつです。

エケベリア・ミニマ

小型の品種です。
ゆっくりと生長するタイプで花茎が伸びて、オレンジ色の花をつけます。

エケベリア・ブルーバード

葉の先がピンクになります。
エケベリアの人気品種です。

エケベリア・ブルーシャトウ

緑から赤のグラデーションが美しい品種です。

エケベリア・オパール

赤っぽい色の葉を持つ品種です。
紅葉するときは、濃い赤紫色になります。

エケベリア・ドップラー

葉の厚みは薄く反り返ります。
色はグレーがかった赤紫です。

エケベリア・チワワエンシス

丸くとてもぷっくりしている葉の先にピンクの爪が付いているような品種です。
チワワエンシスを元に交配した「桃太郎」という品種もあります。

エケベリア・シャビアナ

フリルが付いた葉が特徴の可愛らしい品種です。

エケベリアの栽培・育て方

エケベリアの生育期は、秋と春です。真夏と冬は休眠します。

エケベリアは乾燥には強い植物ですが、高温多湿にはあまり強くありません。
エケベリアが枯れてしまうときは、水のやりすぎや日照不足、風通しの悪さのことがほとんどです。
この点に注意して、育ててください。

エケベリアの育て方情報

分類・形態多肉植物・観葉植物・多年草
草丈・樹高2cmから80cm
開花の時期2月から8月(種類による)
花色オレンジ・赤・ピンク・茶色・黄色・複色
耐寒性弱い
耐暑性強い
特性・用途常緑性・初心者でも育てやすい・カラーリーフ・観賞用
栽培難易度普通

栽培スケジュール

植え付け3月から5月・9月から10月
植え替え3月から5月・9月から10月
剪定3月から5月・9月から10月
肥料3月から5月・9月から10月
開花2月から8月

栽培に必要な準備・環境

それでは、エケベリアを育てるのに必要な道具や最適な環境をご紹介します。

必要なもの

  • エケベリアの苗
  • 多肉植物用の培養土
  • 鉢底石
  • スプーンや割り箸

日当たり・置き場所

お日様がたくさんあたり、風通しのよい場所で育ててください。
風通しの良さを考えると、室内ではなく、屋外のほうが望ましいです。

室内で育てる場合は外出中はエケベリアも外に出してあげるとよいでしょう。
ただし、土が常に湿っているような場所は望ましくありませんので、雨にはあたらない方がいいでしょう。

高温の夏は弱ってしまうので、明るい日陰で育ててください。
5度以下になる冬は室内に取り込みましょう。

水やり

春と秋

1週間から10日に1度、水やりをしてください。

夏と冬

2週間に1度で大丈夫です。

水をやらないと枯れてしまうのではないかと心配になるかもしれません。
しかし、エケベリアは葉に水分を貯めておけるので、心配する必要はありません。
目安として、葉がしわしわになってきたら水が必要な合図です。

やりすぎて根腐れをするよりも、シワがそろそろ入りそうな感じだなというくらいがちょうどいいです。

肥料

あまり肥料を必要としませんが、あげる場合は春(3月から5月)か秋(9月から10月)に液体肥料か緩効性化成肥料をほんの少しだけあげましょう。

用土

水はけが良い土が適していますので、多肉植物用やサボテン用の培養土を使いましょう。
自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)、鹿沼土、軽石(小粒)を1:1:1で混ぜると初心者さんに分かりやすくおすすめです。

あまり土っぽくなく、水はけと通気性がよいザクザクしたような質感にしましょう。

温度

15度~25度前後がエケベリアの生育に適した温度です。

エケベリアを育てるときのポイント

次に、育てるときのポイントを説明します。

植え付け・植え替え

エケベリアの植え替えをするのに適した時期は春(3月から5月)、秋(9月から10月)です。
2年に1回は植え替えをしましょう。

植え替え手順

  1. エケベリアを古い鉢から出す。逆さにして、そっと出します。
  2. 根の周りをやさしく手で揉みほぐし、古い土を落とします。
  3. 2日から3日、苗を日陰でかわかします。
  4. 根詰まりをしている場合は、細い根は切ってしまってかまいません。
    しかし、太くしっかりした根は切らないように気をつけましょう。
  5. 鉢に底石をひきます。
  6. 鉢の1/3に用土を入れて、中心にエケベリアを入れます。
  7. まわりに用土を入れます。スプーンを使うとやりやすいです。
  8. 入れた用土をスプーンの後ろ側や割り箸でザクザクと刺して、根の間に用土が入るようにします。
  9. 日陰に置き、すぐに水やりはせずに、3日程度待ってからあげましょう。

切り戻し

エケベリアの茎が伸びてしまった時は、切り戻しで形を整えることができます。
茎を切り、下のほうの葉を落として、3日程度乾かします。

この時に茎が曲がらないように気をつけてください。
容器の上に2本の割り箸をのせて、その間に茎を立てて浮かせるようにして乾かすと茎が曲がりません。

乾いてから土に埋めます。

ふやし方(株分け・挿し木・葉挿し等)

エケベリアは、株分け、挿し木、葉挿しのいずれかで増やすことができます。
初心者でも試せる一番手軽な方法は葉挿しです。

葉挿し

  1. 茎から葉を取る。水やりから数日たった時の方が葉が取れやすいです。
  2. バーミキュライトの上に、葉を寝かせます。ごく薄く切り口に土をかけておきます。
  3. 2週間から1ヶ月、水をやらずに日陰において待ちます。
  4. 根が伸びてきたら、根をバーミキュライトに埋めてあげます。
  5. 新芽が出てくると、親になっていた葉がだんだんしぼんでいきます。
    枯れるまではそのままつけておいてください。
  6. 2ヶ月ほどして十分に大きくなったら鉢に植え替えましょう。

挿し木

茎がいくつかに伸びるようなタイプのエケベリアは、挿し木で増やすことができます。
茎を5cmほど切りとり、1週間ほどしっかりと乾かします。

コップなどの上に2本の割りばしを渡し、その間に置くようにすると中に浮き、茎が曲がりません。
そのまま水も与えずに乾かしていると1週間~10日で発根します。

株分け

子株を根本や茎に付けるタイプのエケベリアは、子株がある程度の大きさになったら親株から切り離して、乾かしてから植え付けます。

気を付けるべき病気・害虫

あまり病気や害虫の被害にあいにくいですが、まれにハダニやカイガラムシが発生する事があります。
また、綿虫やネジラミも発生する事があります。

ハダニやカイガラムシは葉水をするなどして予防しましょう。

殺虫剤・殺菌剤

ハダニ、カイガラムシ、綿虫はベニカファインスプレーやコロマイト乳剤を使って駆除しましょう。

ネジラミはオルトランDXタイプを撒いて対処しましょう。