あさがお(朝顔)の育て方・栽培方法|種まき・摘芯の時期はいつ?

小学校で一度は育てた事がある、あさがお(朝顔)。夏休みの宿題にあさがお(朝顔)の観察をした人も多いでしょう。

紫や赤の花を咲かせ、種を採るのも楽しかったですよね。
あさがお(朝顔)には、種から発芽、双葉、本葉、つる、花、種と植物の生長の基本が全て学べる植物です。

そして花は一日しか咲かない一日花です。
一つの植物から色々な事が学べるから小学校でも育てるんですね。

今回は、そんな懐かしくもあるあさがお(朝顔)の育て方をご紹介します。

これを読めば、あさがお(朝顔)の深さや魅力に気付き、きっとまた育ててみよう!と思ってもらえるはずです。

あさがお(朝顔)の基本情報

学名Ipomoea nil
英名morning-glory
その他別名牽牛子(ケンゴシ)
科名ヒルガオ科
属名サツマイモ属
原産地中南米熱帯地域・熱帯アジア

あさがお(朝顔)の特徴

あさがお(朝顔)はもともとは、強い下剤作用がある事から薬として世界に広がり、日本には奈良時代に中国から入ってきました。

江戸時代には、その美しい花を観賞用に楽しむようになり、たくさんの図録も発行されたりブームがありました。
また、現在のあさがお(朝顔)には見えないようなめずらしい形や色の変化朝顔もたくさんありました。

明治から昭和に入ってからも、切れ目が入った花弁や細長い花弁をもったような変化朝顔を集めて育てる人や人為交配を行う人もいました。
その後、現在に至るまであさがお(朝顔)は日本の伝統園芸として根付いています。

あさがお(朝顔)の種類

あさがお(朝顔)には、主に日本朝顔と西洋朝顔があります。その他変化朝顔もあります。

日本朝顔

平安の紅

花が23cm以上の大輪の花を咲かせます。
生育も早く濃い紅色の大きな花は見ごたえ十分です。

紅ちどり

とても小さな花を付け、枝垂れ咲きになる品種です。

曜白朝顔(ヨウジロアサガオ)

花弁に白い線が中心に向かって入ります。
午後近くまで咲く品種です。

西洋朝顔

スカーレットオハラ

元々は日本朝顔だったのが、海外で品種改良されたものです。
開花期が遅く9月頃に咲きます。

ヘンリーブルー

昼すぎまで咲いてくれる品種で、綺麗なブルーの花をつけます。

あさがお(朝顔)の栽培・育て方

あさがお(朝顔)は、小学生でもお世話できるくらい簡単に育てられます。

ぐんぐんと蔓を伸ばしながら花を付けるので、行燈支柱(あんどんしちゅう)を使ってください。
しかし、たくさんの花をつけ元気に育てるためにはいくつかのポイントがあります。

まず、種まきの際は芽切りをする事や、肥料を忘れずにやる事、そして置き場所です。
花がなかなか増えない場合は、肥料や置き場所、摘芯が原因の事が考えられます。

それぞれのポイントについて説明するので、参考にして下さい。

あさがお(朝顔)の育て方情報

分類・形態草花・一年草
草丈・樹高20cm~6m
開花の時期7月~10月
花色青・紫・紺・赤・ピンク・白・複色
耐寒性弱い
耐暑性強い
特性・用途観賞用・初心者でも育てやすい・開花期が長い
栽培難易度やさしい

栽培スケジュール

植え付け5月下旬~6月
剪定6月~9月(摘心)
肥料5月下旬~7月
開花7月~10月
収穫10月~11月(種の採取)

栽培に必要な準備・環境

それでは、あさがお(朝顔)を育てるための必要な道具と環境をみてみましょう!

必要なもの

  • 鉢 6号(18cm)以上
  • 底石
  • 用土
  • 肥料
  • あさがお(朝顔)の種か苗
  • 支柱80cm以上

日当たり・置き場所

日当たりと風当りが良い場所を好みます。

但し、西日が当たる場所、夜に電光があたる場所は避けましょう。
あさがお(朝顔)は夜が8時間~10時間程度は暗い時間がないと、花芽を作りません。

夜でも街灯や玄関のあかりが当たるような場所は避けてください。

水やり

発芽から開花までは、土が乾かないように水やりをして下さい。
夏の開花時期になったら、朝と夕方暑い時間を避けて水やりをします。

花に直接水がかからないように根本に、鉢の底から流れ出るようにたっぷりと水をあげてください。

肥料

植え付けの際に、元肥として有機肥料か緩効性肥料を与えます。
植え付けから3週間程度たったら、追肥を行います。

追肥は液肥か、置き肥がよいでしょう。
パッケージに記載の量にしたがって与えましょう。

用土

水はけのよい土を好みます。
市販の草花用の培養土を使いましょう。

もしくは、自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土を6:4の割合で混ぜるとよいでしょう。
また、酸性の土を嫌うあさがお(朝顔)には、苦土石灰(くどせっかい)を土に混ぜて中和させるのもおすすめです。

温度

発芽も生育も20度~25度が適しています。

あさがお(朝顔)を育てるときのポイント

次に育てる時のポイントをご紹介します。

種まき

あさがお(朝顔)は簡単に種まきから育てる事ができます。

市販の種は発芽しやすいように処理がされていますが、前の年に自分で採取した種を使う時は、芽切りという作業をします。
芽切りとは、硬いあさがお(朝顔)の種に傷を付けて、発芽しやすくする方法です。
種の黒くなっているおへその部分をさけて、表面の皮にやすりやカッターなので浅く傷を付けてください。

芽切りした種を3時間以上一晩まで水に漬けてから、撒くと発芽しやすくなります。

種まきは、ポットに土を入れて指で1cm位の深さの穴を開けます。
種のおへそ部分を下側にして、穴に入れて土をかぶせます。
発芽まで毎日水をあげましょう。

植え付け

本葉が3枚以上になったら植え付けができます。

植え付けの手順

  1. 鉢に底石をひきます。
  2. 元肥用の肥料と用土を混ぜてから鉢の1/3程いれて、苗をポットから出して中心に置きます。
  3. 周りに土を入れて、支柱を立てます。
  4. 本葉が5枚から8枚になったら、摘芯をします。
  5. 伸びた蔓を支柱に絡めながら、必要に応じて摘芯をします。(下記参照)

摘芯

摘芯はあさがお(朝顔)の花をたくさん付けるため、ボリュームを持たせるたる為に必要な作業です。

摘芯は、何回かに分けて行います。
最初の摘芯は、本葉が3枚から8枚程度になったところで、伸びている蔓の先を切ります。そうすると、脇芽がどんどん伸びてきます。

脇芽が伸びてきたら、子蔓が伸びます。
子蔓に本葉が3枚から5枚程ついたら、子蔓の先を切ります。

子蔓を切ると、今度は孫蔓が伸びてくるので、また孫蔓についた本葉が3枚から5枚になったら孫蔓の先を切ります。

こうする事で、花がたくさん咲くあさがお(朝顔)になります。

摘芯するとぐんぐんと脇芽を伸ばすので、肥料(追肥)も忘れずにあげましょう。

種の収穫

あさがお(朝顔)の種は小さな玉ねぎのような形のふくろに入っています。

茶色くなってパリパリになったら採れます。
来年まで保管する場合は、風通しの良いところで1~2か月ほど乾燥させてから、封筒や紙に包んで保管して下さい。

気を付けるべき病気・害虫

カメムシ、ヨトウムシ、ハダニなどが発生します。

カメムシは汁を吸って弱らせてしまいます。
ヨトウムシは夜行性の幼虫で、葉を網目状に食べてしまいます。

ハダニは乾燥が原因で発生するので、常の葉の裏側も水をかけて予防しましょう。

殺虫剤・殺菌剤

カメムシは、手で捕獲して対処する事もできますが、数が多い場合はカメムシエアゾールやマラソン乳剤で対処しましょう。

ヨトウムシは夜行性なので、日中は土の中に隠れていて見つけずらいです。
葉の裏に卵や幼虫がいるので、頻繁に確認して見つけたら、その葉っぱは切りとり処分しましょう。
また、オルトラン水和剤も土の中の害虫対策におすすめです。