DAISOの「多肉植物ミニポット・110円税込」は寒くなる季節まで数回入荷しています。株もしっかり整えられたものが並んでいるので、簡単な手入れで寄せ植えや小株取りが可能です。店頭の数種類を紹介して、寄せ植えなどの手順を解説していきます。
今季の『多肉植物ミニポット』は3回目の商品入れ換え
多肉植物は毎年4月からDAISO店頭に並び始めますが、今年はすでに3回目の商品入れ換えがありました。いくつか順をおってご紹介致します。
「ゆうばえ」
先端が朱色をしているのが特徴で、紅葉するともう少し先端に赤みが出てくるのが特徴です。しっかりとした肉厚な葉っぱなので、葉差しで小株、カット苗をを作る場合も、比較的成功しやすい品種です。
ロゼット状の時から、大分成長して2回目の植え替えしました。ダイソーではミニポット(110円税込)有。
クラッスラ属「ゴーラム」、「テトラゴナ」
『宇宙の木』と属称されるチューブ状のゴーラムは、経年により樹木化していくのが特徴です。数本一束で採取してカット苗にしても勢い良く増殖します。水やりは、夏場でも乾かない程度で良く、格別な世話はいりません。
エケベリア属「オリビア」
オリビアの葉は深緑で、バチ状の葉っぱが、ロゼット様に広がるのが特徴です。DAISOのオリビアは、ちょっと小振りなので直ぐに増やしたりは難しいかもしれません。
葉差しも小さく薄いので、霧吹きしながら様子見するという感じですが、やはり小さなうちは難しいです。
成長するまで、寄せ植えのアクセントに事欠かない多肉ですが、ミニポットでも小さいながらロゼットが長く持つので、今季は植え替えを楽しむかんじでいかがでしょうか?
と、解説をしてみましたが試しに小さいままで葉差ししてみたところ、、オリビアの葉差し本当にできないか?検証してみました。
なんだか矛盾して生えてきたっぺ( ´△`)
定規で測ってみるっぺ( ´△`)
1.5mmの葉っぱでも、小株がでました。気温は32度なので、多肉植物にとってもハイシーズンで、発芽環境的には申し分なかったようです。
凄いっぺ、ダイソー相変わらず神だっぺね( ´△`)
今からでもこの分だと小株取りは出来そうです。
冬のこたつでチマチマ植えにも間に合いそうですので、お近くの方は是非ダイソーにいってみて試してください。
寄せ植えに使えそうなダイソー製品をご紹介
ダイソーでは、多肉植物の寄せ植えに使えるアイテムもなかなか豊富なので、いくつかご紹介します。
テラリウムガラスポット(各110円~220円、330円)
人気のジオラマ仕立てで地層を見せるテラリウムガラスポットです。観葉植物売り場のほか、キャンドル、室内装飾コーナーにも置いてあります。電飾やキャンドルと組み合わせるのも素敵ですよ。
「ポプリ」「ドライフラワー」「リース」各種(各110円~220円・550円)
チマチマ植えの華やぎに、リース仕立てのかさましにも華やかに使えるポプリ、ドライフラワーです。多肉植物の紅葉や色味がないときの彩りに使えます。リースの本体も販売されています。
「ジオラマキャラクター」
多肉植物のジオラマに、小さな置物キャラクターも人気です。キャラクターだけでなく小さな柵や物置小屋、牛乳箱などの小道具があります。
「ブリキ缶」各種
ブリキ缶は、多肉植物の寄せ植えの定番品ですが、ダイソーでは観葉植物(季節商品)売り場のほか、園芸コーナ、ギフトボックスなどが並ぶラッピングコーナーにも置いてあります。
DAISO『腐葉土』が新パッケージに!
ダイソー腐葉土は、ほぼ通年商品で置いてあるので、お手にとったことがあるかたも多いのではないでしょうか?今回の腐葉土、開封してみたら「まだ発酵中」では?(/´△`\)というくらい、レアな塊団がごろごろ入っていました。取り敢えず基本用土に混ぜて、外に放っておいたのですが、、。
「熟成したあとの腐葉土がとってもいい感じ」で使えています。
熟成中の腐葉土は、堆肥つくりもできる
まだちらほら白い菌糸もついているので、葛の葉っぱの残さや米ぬかを足して、腐葉土とともに混ぜておきました。気温も高いので(8月中旬)熟成も早く、秋植えには本格的に使えそうです。完熟腐葉土は、植え替え時に混ぜると穏やかな有機堆肥になるうえ、程よい緩衝材になるものです。
多肉植物でも、腐葉土は根張りしやすくなるので、赤玉や鹿沼土とともに混ぜ合わせ使うのもおすすめです。小さな鉢に入れる分は、篩にかけてから使います。
室内多肉植物の追肥はハイポネックスの錠剤置肥「プロミック」
ダイソー×ハイポネックスの共同開発商品で、3要素が高配合された錠剤型の置き肥料です。
最大のメリットは、
- 化成肥料独特の芳香もなく無臭なので、室内園芸に重宝します。
- 高濃度配合(N12―P12―K12)なので成長期の置き肥にも使える
ということです。そして今回始めて使ったのでどんなものか、どのくらい追肥で成長するのか、観察してみました。
結果をサクッとご報告すると、従来品の化成肥料と比べて特に際立った変化はなかったのですが、徒長はせずに伸びているような感じです(^^)苗の感じでは、腕前に関係なく立派に育つ肥料のようです。(下図参照)
置くだけでよく、月に一回、株回りに2―3錠の施肥でいいらしいです。
DAISO多肉植物を使って早速寄せ植えに
参考画像/ (右から)テトラゴナ、オリビア、子宝草(←ダイソーでは扱いなし)。植え替え前は必ず給水させてからの方が、うまくいく印象です。
以前ダイソーで購入して繁殖したエケベリア属とクラッスラ属、子宝草の寄せ植えに使ってみました。この盛夏でかなり成長したので、後は寒くなる前に、もう一回り大きな鉢に植え替えて休眠させます。
寄せ植えの気を付けたい注意点
多肉植物も他の植物と同様に春から晩夏にかけて、成長、繁殖するものが多いです。比較的植え替えはどのシーズンに行っても大丈夫で、何度か植え替えをしても、あまりへたることはないですが、成長期と休眠期にあわせたほうが植物としてはストレスが少なくて済みます。
あまり動かしすぎると花つきが悪くなったり、咲かなかったりはありますので、種取りする予定の場合は計画的に植え替えを行いましょう(/´△`\)
ミニプランツの植え替えに使う鉢(園芸コーナーに置いてあるもの)
「DAISOプラスチック5号鉢・2個1組」110円税込
休眠中はほとんど成長しないので、水捌けのいい用土と、湿り気程度の水のみで育てられる多肉植物は小さな鉢でも大丈夫です。少し余裕のある5号ポットなので、ミニポットからの移植には充分でしょう。
「DAISO素焼きポット・2個1組/1個1組」各110円税込
プラスチックポットよりも小振りですが、素焼きは通気性が良いため水やりに失敗しづらいうえ、蒸れにくく多肉植物の根張りも良いという利点があります。
まとめ
現在もダイソーの「ミニ観葉植物シリーズ」は店頭に置いてあります。冬季になると商品が入れ替えになってしまうので、寄せ植えや越冬栽培で繁殖させる場合は、お早めのご購入をおすすめします。
サボテンや観葉椰子、エアプランツなども種類豊富で、寄せ植えやテラリウムにしてみるのにも面白そうな素材が沢山揃っていました。
植物がお休みになる冬季に、こたつに入ってチマチマ多肉植えを卓上で楽しむのも、多肉植物ならではの真骨頂です。ではまた。