母の日にもらったカーネーションの鉢植え。
せっかくだから長く楽しみたいと思いませんか?
カーネーションは多年草ですから、うまく育ててあげれば何年も花を楽しむことができますよ。
ひと回り大きな鉢を用意して、植え替えを始めてみましょう。
カーネーションとは?カーネーションの魅力
さまざまな花色が魅力のカーネーション。
母の日の定番は赤やピンクですが、最近ではオレンジや薄い緑のもの、白とピンクのバイカラーのものなどたくさんのバリエーションがあって目移りするほど。
好みのものを探して育ててみたいですね。
カーネーションの基本情報
学名 | Dianthus caryophyllus |
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英名 | carnation |
科名 | ナデシコ科 |
属名 | ナデシコ属 |
原産地 | 南ヨーロッパ、西アジア |
カーネーションの植え替えが必要な理由は?
カーネーションは多年草です。
育てていくうちに、鉢植えでは根詰まりを起こすことも。
鉢の下から根が見えていたら、鉢いっぱいに根が回っている証拠です。
そのままではうまく育たないので、カーネーションの生育を妨げないように、今の鉢より1回りから2回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
今回は、母の日にもらったカーネーションの鉢植えの根が回っているようだったので、気分も新たに植え替えることにしました。
カーネーションの植え替えに適した季節
カーネーションの植え替えに適した季節は、春と秋、暖かくなりだした3〜5月と、真夏を避けた9〜10月です。
暑すぎるのも寒すぎるのも、カーネーションの植え替えには不向きというわけですね。
カーネーションの植え替えで今回用意したグッズを紹介
今回のカーネーションの植え替えで使った園芸グッズを紹介します。
- 今よりもひと回り大きな鉢
- バケツかガーデニングシート
- 草花用培養土
- 赤玉土
- 元肥用肥料
- ガーデングローブ
- 各種スコップ
今よりもひと回り大きな鉢
カーネーションの根が成長していくために、今のものよりもひと回り大きな鉢を用意します。
素焼きの鉢も素敵ですが、今回は少し大きなプラスチックの鉢です。
園芸バケツやガーデニングシート
園芸用のバケツやガーデニングシートがあると、土を準備するときに周りを汚さないので便利です。
草花用培養土
大きな鉢に植え替える分、土が足りなくなるので、培養土を足します。
好みの配合で用土を混ぜてもいいのですが、やはりベースに培養土があると楽です。
赤玉土
草花用培養土だけでもいいのですが、重そうな土だったので、今回は水はけを良くするために赤玉土を混ぜました。
元肥用肥料
今回使った培養土には元肥が入っていないので、植え替え用土を作るときに一緒に混ぜておきます。
ホームセンターなどで売っている、ゆっくり効くタイプのものです。
ガーデングローブ
なくてもいいですが、土が結構手についてしまうので、やっぱりあると後が楽です。
各種スコップ
土を入れたり土の隙間を埋めるのに、スコップと移植ごてを使います。
土の隙間をつついて埋める時には割りばしも便利ですよ。
カーネーションの植え替え手順
カーネーションを次の手順で植え替えていきます。
- 用土の準備
- 植え付け準備
- 根鉢を取り出す
- 植え付け
1.用土の準備
まずは植え替え用土の準備です。
カーネーションの植え付けには、水はけのよい土を準備します。
草花用培養土だけでもいいのですが、今回はあまり軽そうな土ではなかったので、培養土と赤玉土を大体2:1の割合で混ぜました。
園芸用のバケツがあると、中に分量の目盛りがついているので、用土をはかるのに便利です。
このとき、元肥用の肥料もパッケージの規定量を確認して混ぜておきます。
2.植え付け準備
ひと回り大きな鉢の底に土を入れます。
植え付ける根鉢の高さを考慮して、ウォータースペース分を空けておくと、後で土を足すときに調整が楽になります。
3.根鉢を取り出す
カーネーションが植わっている鉢を傾けて、株を鉢から取り出します。
カーネーションは根が細く、植え替えの時に痛めてしまいやすいので、できるだけ根鉢を崩さないように気をつけます。
土が固まっていて取り出しにくい場合は、鉢を横から軽く叩いて土を浮かせるようにすると取り出しやすくなります。
それでも無理なら、鉢と土の間に移植ごてや割りばしなどを差し込んで浮かせてから傾けるとスポッと抜けますよ。
4.植え付け
株を取り出したら、カーネーションを新しい鉢に入れ、植え付け位置を決めます。
この時、株元が土に埋まってしまわないように気をつけて、少し土から出るようにします。
古い根鉢のまわりに先ほど用意した土を入れ、上まで入れたら、移植ごてか割りばしなどでつついて用土の隙間をなくします。
鉢の上2センチほどをウォータースペースとして確保するので、上まで土がきたら、鉢を軽く地面にトントンとして、用土が下がったらまた足してください。
植え付けが終わったら、根元にたっぷり水をやって、植え替え完了です!
カーネーションの植え替え完了!管理について
無事にカーネーションの植え替えができました。
今後の管理については、できるだけ雨の当たらない、日当たりがよく風通しのいい軒下などで育てるのがおすすめです。
カーネーションは蒸れが大敵。
水やりは、土が乾いたら株元にたっぷりやるようにし、葉や花には当てないように気をつけます。
咲き終わった花がらをそのままにしておくと、病気の元になることがあるので、花が終わったら花の下すぐのところから取り除いてください。そうすると次の花芽が育って、また新しく花を楽しむことができますよ。
その後は、6月ごろに大体の花が咲き終わったなと思ったら、草丈の半分くらいで切り戻します。
ついでに密集した枝を剪定して、黄色くなった葉も取り除いておくとよいですね。
梅雨に向けて風通しをよくしておくと、蒸れを避けてまた秋に花を楽しめるようになります。
花のある庭はそれだけで楽しいもの。
できるだけ長く楽しめるように育てていきたいです。