マツバギクの花が咲かない原因3つと対処法まとめ【花が枯れる原因も紹介】

  • マツバギクの花が咲かない原因について理解できる
  • マツバギクの花が咲かないときの対処が自分でできる
  • マツバギクの花が枯れる原因がわかる
  • マツバギクの花を咲かせる・枯らさないことができるようになる

細葉の多肉質の葉っぱが魅力のマツバギク。マット状に広がるのでグランドカバーに重宝します。しかし、育てているとだんだん花が咲きにくくなることも…。その原因は何なのでしょうか?

もし花が咲かなくなったら、どのように対処すればいいのか分かっていれば、慌てないで済みますよね。こちらでは、マツバギクの花が咲かない原因3つと対処法について解説し、花枯れる原因も併せて紹介します。

マツバギクの花が咲かない原因3つと対処法

マツバギクの花が咲かない原因には以下の3つが考えられます。

  1. 過湿
  2. 日照不足
  3. 肥料過多

これらが原因でマツバギクの花が咲きにくいなら、咲きやすくなるように環境を変えてあげるとよいでしょう。次で詳しく解説します。

①過湿によるもの

マツバギクの花が咲かない原因①過湿によるもの

マツバギクは、南アフリカに自生する多肉質の植物です。乾燥気味を好むので、日本の梅雨時のような多湿が苦手

なるべくカラリと乾燥した環境に整えてあげましょう。用土がまだ湿っているときに更に水やりをしてしまうと、水を吸いきれずに株が弱って咲かなくなってしまいます。

加湿で咲かないときの対処法

なるべく過湿にならないよう、植え付ける前に用土に軽石や砂、腐葉土などをすき込んで、水はけの良い用土に植えこみましょう。少し山に盛ってから植え付けると、水はけが良くなり、根の状態が良くなりますよ。

鉢植えは台の上に載せるなどして、大雨の後の水たまりで浸水しないように工夫をしましょう。

水やりは、用土が白くしっかり乾いてから与えても十分間に合います。水のやりすぎに注意してくださいね。

②日照不足によるもの

マツバギクの自生地の南アフリカは、なんと世界で最も日照時間が長い土地だそうです。日の光が照り付けるように降り注いでいる大地がマツバギクには適しています。

一方、日本の住宅地で植わっている場合、建物や物置などで日陰なっていると、花が咲きにくくなってしまうようです。

梅雨時などで曇り空が続くときも同様に、花があまり咲かなくなるようです。

日照不足で咲かないときの対処法

マツバギクは光を好む植物。宅配で送るためにマツバギクを段ボール箱に入れると、咲いていた花が閉じてしまうほどです。強い日光が降り注ぐ場所で育てると花が元気よく咲いてくれます

少なくとも半日以上は日の当たる場所に植えて育てましょう。

③肥料過多によるもの

マツバギクの花が咲かない原因③肥料過多によるもの

マツバギクなどの多肉植物は、肥料をほとんど必要としません。他の草花と同じタイミングで肥料を与えてしまうと、肥料過多になり根を傷めてしまいます。

特に窒素分が多いと、葉ばかり茂って花芽が付きにくくなってしまいます

肥料過多で咲かないときの対処法

肥料は特にやらなくても枯れませんが、肥料を与えすぎると肥料焼けして株が弱ってしまいます。もし与えるとしたら、植え付け時に、緩効性の化成肥料の元肥をほんのひとつまみ混ぜる程度で十分です。

あとは成長期に、リン酸分が多い薄めた液体肥料を与えると威勢が良くなりますよ。

マツバギクの花が枯れてしまう3つの原因

マツバギクの花が咲かない原因は、不適切な育て方によるものが多いことが分かりました。しかし適切に育てているにもかかわらず、花が枯れてしまうことも。原因は何が考えられるでしょうか。

以下の3つが枯れ込みの原因として挙げられます。

  1. 木質化
  2. 冷害
  3. 病害虫

どういうことなのか、詳しく見てみましょう。

①木質化による枯れ込み

マツバギクの花が枯れてしまう原因①木質化による枯れ込み

マツバギクを長く育てていると、青々としていた葉の地面に近いところが茶色くなって硬く乾燥し、やけに間延びし、だらしなくなってしまうことがあります。

これは枯れているのではなく「老化」によるもの。株が徒長し、木質化した状態です。植えてから年数が経った古い株は、目に見えて花数が減ってしまいます

木質化による枯れ込みの対処法

マツバギクが木質化したら、その部分は元には戻りません。差し芽をして株を更新しましょう

差し芽は4月~6月、真夏を避けて9月~10月が適期です。枝先の緑の葉が生えているところをハサミでカットし、赤玉土単体など肥料分が少ない用土をポットに入れて、芽を差しましょう。

うまく根付いて生長すれば、また元気に花を咲かせてくれますよ。

②冷害による枯れ込み

実はマツバギクには「ランプランサス属」のものと、「デロスペルマ属」の2つのタイプがあるのをご存じですか?

初夏から秋まで長く咲く「デロスペルマ属」は、別名「耐寒マツバギク」と呼ばれて寒さに強いのに対し、「ランプランサス属」のマツバギクは春咲きで、寒さに弱い性質です。

冷害による枯れ込みの対処法

寒さに弱い「ランプランサス属」のマツバギクは、‐5℃を下回れば凍傷で枯死するかもしれません。

寒冷地や霜が降りる地域では、5℃以下になったころに掘り上げて、鉢植えにして室内に取り込み、また春になったら植え付けるようにしましょう。

③病害虫による枯れ込み

マツバギクの花が枯れてしまう原因③病害虫による枯れ込み

マツバギクの害虫で主なものは、アブラムシやヨトウムシ、ネキリムシです。ネキリムシに根が食われると枯れてしまうことがあります。

マツバギクの病気で気を付けたいのが「マツバギクピシウム腐敗病」です。水浸状の病斑が現れ、腐れが出始めると次第に株全体が枯死します。

病害虫による枯れ込みの対処法

害虫は早めの発見が大切です。見つけ次第、殺虫剤で捕殺しましょう。病気を確認したら、すぐに殺菌剤を撒きます

病気の葉は取り除き、ビニール袋に入れて廃棄しましょう。そのまま残しておくと菌が蔓延してしまいます。

まとめ

マツバギクの花が咲かない原因と対処法をまとめてみました。

加湿と日照不足、肥料過多に気を付けて育ててみましょう。花が咲かないときは、原生地と自宅の環境とでは何が違うのか比較してみると、解決策が見つかるかもしれません。

また、花が枯れるときは早めに原因究明して、速やかに対処することが大切です。