小さな丸い葉が可愛らしいワイヤープランツは、人気のある観葉植物の一つです。
ワイヤーのような自由な動きを感じるおしゃれなフォルムも魅力的。
今回はそんなワイヤープランツの植え替えを成功させるコツについて、まとめていきます。
なぜワイヤープランツは植え替えが必要?
生育旺盛なワイヤープランツは、根もどんどん長くなります。
鉢の底から根っこが出ていたら、根詰まりしているサインです。
根詰まりしやすいので、1~2年に一度、植え替えをしましょう。
その他にも、水をあげてもなかなか吸収しなくなった時や、元気がなくなってきた時も、植え替えのタイミングです。
今回は、寄せ植えで使った後そのままになっていたワイヤープランツを、単体の鉢に植え替えして飾っていきたいと思います。
いつがワイヤープランツの植え替えに適した季節?
ワイヤープランツの植え替えは、暖かい時期の4月~6月と9月~10月が最適です。
それ以外の時期に植え替えが必要になった場合も、真夏と真冬は避けるようにすることが、失敗を防ぐコツです。
ワイヤープランツの植え替えに用意したグッズは?
ワイヤープランツの植え替えで用意したグッズをご紹介します。
- 土入れ(大きいものと小さいもの、二種類)
- 鉢底ネット
- 土の配合に使う容器
- 新しく植え替える鉢
- 園芸シート
- 割りばし
- 用土(赤玉土、腐葉土)、または観葉植物専用の土
- 今回植え替えするワイヤープランツ
- 鉢底石
土入れは、大きめのものと小さめのものがあると便利です。
新しく植え替える鉢については、そのまま植え替える場合は一回り大きな鉢を用意します。
株分けをする場合は、その株の大きさに合った鉢を用意します。
園芸シートはレジャーシートを使用しましたが、トレー型になっているものが便利です。
割りばしは、鉢の側面に土を入れ込むために使用します。
今回の使用する土は、赤玉土6、腐葉土4の割合でブレンドして作りました。
市販の観葉植物専用の土を使えば、手軽に植え替えができます。
ワイヤープランツの植え替え手順は?
ワイヤープランツの植え替え手順はこちら。
- ワイヤープランツを鉢から出す
- 根っこをほぐす
- 新しく植える鉢に鉢底石を入れる
- 土を入れる
- 鉢の側面に土を入れ込む
- お水をあげる
一つひとつ見ていきます。
①ワイヤープランツを鉢から出す
寄せ植えしてあった鉢から、スコップを使って抜き出しました。
根と土がギューギューに硬くなっていて、取り出すのは結構大変でした。
ワイヤープランツは根がよく張るので、植え替え時期が遅くなると、鉢底から根が飛び出して底面までびっちり茂ったりします。
そうなるとなかなか鉢から出せなくなるので、定期的に鉢の底を見てチェックするのがおすすめです。
②根っこをほぐす
根っこを手でほぐしていきます。
今回は簡単にできましたが、株が大きく育っている場合はほぐすのが大変です。
その時は、ミニ熊手を使って、根をほぐしながら土を落とし、表面も落とします。
ほぐせたら、根が長くなった部分をハサミで切り落として整理します。
③新しく植える鉢に鉢底石を入れる
新しく植える鉢を用意して、鉢底シートを敷きます。
それから、底が見えなくなるまで鉢底石を入れます。
今回は寄せ植えに使った株の植え替えでしたが、通常の植え替えの場合は、一回り大きな鉢を用意するか、株分けして植え替えしていきます。
④土を準備する
新しい土を準備します。
今回は、自分の好きな配合で小粒の赤玉土6割、腐葉土4割をブレンドして作りました。
手軽に植え替えする場合は、観葉植物専用の土を使います。
⑤土を入れる
鉢底石の上に、あらかじめ3分の1ほどの土を入れておきます。
そのうえに、ワイヤープランツを置き、高さを合わせながら土を入れていきます。
この時、ウォータースペースを忘れずに確保するようにしましょう。
⑥鉢の側面に土を入れ込む
割りばしを使って、ツンツンと鉢の側面にも土を入れ込んでいきます。
⑦お水をあげる
お水をたっぷり上げます。
お水をあげた後に土が沈むようなら、もう一度土を足してからお水をあげます。
ワイヤープランツの植え替えができました!
以上で、ワイヤープランツの植え替えは完了です。
最後に、長くなった枝を少し切り落とします。
さて、ワイヤープランツは、風通しのいい日向や半日陰で育てます。
冬は軒下や室内に移動させます。
水切れに注意して、土の表面が乾いたらたっぷりのお水をあげます。
葉が黄色くなったり落ちたりするのは、水切れのサインです。
春と秋には、緩効性肥料を与えます。
ワイヤープランツは、株分けや水差しなどで増やすことができます。
株分けをする場合
- ワイヤープランツを鉢から抜き出して、根をほぐす
- ハサミやナイフを使って、2~3等分に切る
- それぞれ鉢に植え付けた後たっぷりお水をあげて完成
水挿しする場合
- 枝を10cmほどで切る
- 下の葉を取り除く
- 水が入った容器に入れる
- 毎日水を取り替える
- 根が出たら土に植える
おしゃれな空間を作ってくれるワイヤープランツは、寄せ植えやグランドカバーにも使えるので、たくさん増やしてあちこち飾りたいですね。