2022年ダイソーで購入した多肉植物の葉挿しから子株が出てきました!

今回はダイソーの多肉植物からの葉差しの方法、コツについて解説致します。

実録レポート「多肉植物を葉差ししてプラグ苗を作る」には

ダイソーで購入した多肉植物の葉挿し
今回、ポットあげに成功したのは「ピンクプリティー」。約2.5cmの葉っぱから発芽しました。ピンクプリティーは、ダイソーに今季入荷していた多肉です。・参考商品/ダイソー「除草シート」「培養ビニールポット(60個入り)」110円税込

多肉植物の増やし方のひとつの「葉差し」という方法は、その名の通り、葉を培養土に差して発芽を待つという自然の繁殖に近い方法です。ロゼット状の多肉植物や、輪状の葉付きで上に伸びるタイプのものは、発芽から方円状に展開していくので、剪定、観察もしやすくなります。

葉差しの培養土について

培養土は基本どんな土でも育ちますので、あるもので間に合わせても大丈夫です。

基本用土改良用土
赤玉土川砂
鹿沼土ゼオライト
バーク腐葉土
椰子繊維軽石、バーミキュライト

弱酸性の用土が基本ですが、水捌けが良いことも重要になります。ですが、あまり軽い素材ばかりだと根が浮いてしまいますので、適せん改良用土と混ぜて活用したほうが良いでしょう。

「葉差し」に使う道具

特に用意はありませんが、あると便利なものです。

  • ポリポットや空き容器などの浅い容器
  • 霧吹き、噴霧器
  • 名札(複数個作るときは意外に重要)
  • 液肥(発芽してからの用意でもよい)

実物で解説「ピンクプリティー」の葉差し方法について

ダイソーで購入した多肉植物の葉挿し

↑『完』。これだけでいいだっぺ、

しばらく放置して発芽したやつだけ取るっぺね( ´△`)

水は忘れてたっぺ( ´△`)たぶん、どっちでもいいっぺね

成功だっぺ、早速ポットにあげてグリー○スナップに投稿だっぺ( ´△`)

ダイソーで購入した多肉植物の葉挿し
このあとのテキストはテキトーに読み流すっぺね( ´△`)おつかれだっぺ、

と、まさかそんなわけにもいかないので、ここからは、お手元に葉差しの用意を作ってからでも補足的にお読みくださればと思います。

*グリー○スナップとは: 某・緑の企業広告ポータル、法外な値段の素敵な植物の物販がある。定期のフォトコンは協賛企業の液肥など豪華景品も多く、その恩恵は図り知れない。

手順1『葉差しに向いている葉を取る』

なるべく大きな下葉の方から選んで、もぎ取ります。切り口に白い芯がみえているものを選びます。
長く栽培していると雨が降ったあと、自然に落ちる葉が出てきますが、それも使えることがあります。生えてくる場合があるのは、弾力があるプリっとした張りのある葉片です。

手順2『用土を敷き、葉を並べる』

発芽、発根までは、培養土が乾いていても水やりは不要です。用土に差してから早いもので2―3ヶ月で小株が見えてきます。もとの葉っぱは次第に萎れて土に還りますので、外れるまで放っておいても問題ありません。

栽培のポイント

  • 日光の当たる窓辺においておくだけで日照は充分です。
  • 水やり、元肥は基本不要です。
  • 液肥は小株が成長し始めてからでよいでしょう。

発芽までの管理―ポットあげまで

ダイソーで購入した多肉植物の葉挿し 発芽までの管理―ポットあげまで

多肉植物が発芽、発根する際は、さしあたって自分の葉っぱの養分のみで成長し始めますが、近くに水気がないと途中でも発根をやめてしまいます。糸のような根(赤や白が多い)が出てきたときから、時々軽く霧を吹いてやると、そのまま根が太くなり地面に活着します。
このくらいからは、培養土に適度な湿り気があるように水分管理します。

葉差しのメリットは「仕立ての楽しみ」

ダイソーで購入した多肉植物の葉挿し
日光をコントロールすると色彩も変化が出ます。(参考/エケベリア属「春萌」こちらも今季ダイソーでミニポット有)

葉差しのメリットとしては「植物の成長が小さなうちから長期で楽しめること」「プラグ苗が作れること」や「好きな大きさに仕立てが出来ること」などがあげられますが、寄せ植えのイメージに合う好きな大きさがあれば盛々嬉しいですよね( *´艸`)

まとめ

今回は、ダイソーのミニ観葉植物コーナーの多肉植物を、葉っぱのみで小株を育成栽培する方法をご紹介いたしました。ダイソーのポット苗は、小さいものが多いので、まず植え替えして親株を充実させてから、葉差しする葉を取ると上手に出来ます

季節で言えば、盛夏~晩秋までは葉差しでも活着率が大変良好ですので、今からでも数枚葉を剪定し試してみてはいかがでしょうか。あまり小さいと干からびたり、シナシナになったりで難しいですが、ゴーラムやテトラゴナのような筒状の葉形のもの(ダイソーにまだ在庫があるかも)は小さな2、3本の塊で生えるので物は試しと挑戦するのもオススメです。

ポットの水やりは表土が乾いてから霧吹きや上呂で適せん与えます。この分だと冬場の寄せ植えにも間に合いそうなので今から楽しみですね(^^)ではまた。