ゴムの木の育て方と植え替え方法とコツを【写真付きで解説】

観葉植物として非常に人気のあるゴムの木。手入れも簡単で部屋に緑があるだけで、とても癒されますよね。
観葉植物を長く楽しむためには、植え替えは必要不可欠です。
そこで今回は初心者の方は迷うことも多い、ゴムの木の植え替え方法についてご紹介します。
誰でも簡単に短時間で行うことができますので、是非挑戦してみてください!

ゴムの木とは?ゴムの木の魅力

ゴムの木はゴムを資源として採取できる木の総称ですが、観葉植物としても非常に人気があります。
比較的どんな環境でも育てることができますし、大きな葉っぱがとても美しいですよね。
観葉植物を育てるのが初めての方にもおすすめです。

ゴムの木の基本情報

学名インドゴムの木
英名Ficus elastica
科名クワ科
属名イチジク属
原産地北西インド(アッサム地方)からインドシナ

ゴムの木の植え替えが必要な理由は?

植え替え前のゴムの木

ゴムの木は1、2年ほどで根詰まりを起こす場合が多いです。
根詰まりというのは、根が呼吸できない状態です。
そのまま放置してしまうと水はけが悪く、育ちが悪くなってしまいます。
今回植え替えるゴムの木も植え替えをしてから約1年半ほど経ち、窮屈になってきたため植え替えを行うことにしました。
水はけが悪かったり、葉が鉢いっぱいに広がってきたら植え替えをしましょう。
定期的に根詰まりを解消し育てていくことで、かなり大きな木に育てることができます。

ゴムの木の植え替えに適した季節

植え替えに最適なのは春~秋にかけての4月中旬~10月がおすすめです。
ある程度温度が保てていれば問題ありませんので、真冬を除けば植え替え可能です。
寒い季節はゴムの木の成長がゆっくり進むため、その時期は避けるとよいでしょう。

ゴムの木の植え替えで今回用意したグッズを紹介

ゴムの木の植え替えに必要なグッズ

今回は、鉢・スコップ・観葉植物用の土・じょうろを用意しました。
植え替える際の新しい鉢は、現状の鉢よりも一回り以上大きなものを用意しましょう。
ゴムの木の濃い緑いろの葉っぱと相性がよかったので、今回はアイボリーの鉢を購入しました。サイズは8号です。
土に関しては水はけのよい土であれば大丈夫です。
今回は観葉植物用の土をホームセンターで購入し使用しました。

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自作する場合は、赤玉土や鹿沼土がブレンドし水はけのよい土を準備しましょう。
あまり神経質にこだわる必要はありません。私の経験上、水はけのよい土であれば基本的にどんなものでもすくすくと育ってくれました。
植え替えを行う際は、手が汚れますので軍手やスコップを使うことをお勧めします。
ゴムの木は基本的に室内で育てる木ですが、植え替えの際、短時間外に出しても問題ありません。
長時間直射日光が当たることのないよう出しっぱなしには注意してください。
じょうろは最後の水やりの際に使用します。

ゴムの木の植え替え手順

①株を掘り起こし余分な土を取り除きます

ゴムの木の植え替え手順①株を掘り起こし余分な土を取り除く

スコップを使用し株を掘り起こしていきます。
根が張っていて場合は掘り起こしにくい場合は、鉢の淵から少しずつスコップを入れていきましょう。
スコップが入らないほど詰まっている場合は、割りばしなどの細い棒で鉢の周りを少し掘ってからスコップを使っていきます。
根を傷つけないよう注意しながら、少しずつ掘り起こしていくことがポイントです。
まだ根が細い場合は特に注意をして掘り起こしていきましょう。
完了したら、根の周りについている古い土を落としていきます。
この際も根が切れたり、傷つけたりしないよう手でぽろぽろと優しく落としてみてください。
古い土があまり固くない場合は、そのままの状態で植え替えても大丈夫です。

②あたらしい鉢に土を入れます

ゴムの木の植え替え手順②あたらしい鉢に土を入れる

新しい鉢の3分の1程度まで土を入れます。
手元に鉢底ネットや鉢底石がある方は、土を入れる前に入れておきましょう。
ネットや石を使用することで、さらに水はけをよくしてくれます。
最近の鉢は水がたまらないような形状になっているものが多いです。
鉢底があがっていたり、スリットが入っているものは通気性をよくしてくれます。
ですので、鉢底石がない場合はそのまま直接土を入れても大丈夫です。
最後にたっぷりと水をあげますので、この時点では土は乾いたままでも問題ありません。

③掘り起こした株を新しい鉢に植えます

ゴムの木の植え替え手順③掘り起こした株を新しい鉢に植える

用意した鉢の真ん中に掘り起こした株を置きます。
できるだけ真ん中に理想の位置になるよう意識してみましょう。
その後、株と鉢のあいだを埋めていくように土を入れます。
株をしっかり支えながら少しずつ全体に入れていきます。鉢を少しずらしながら行うとやりやすいです。
株が安定するように土を手で優しく抑えながら土を足していきましょう。
根が十分に隠れるまで土を入れます。

④最後にたっぷりと水をあげます

ゴムの木の植え替え手順④たっぷりと水をあげる

買ったばかりの土は非常に乾燥していますので、いつも以上にたっぷりと水をあげましょう。
鉢から出てくる水が透明になるまでたっぷりと水やりをします。

ゴムの木の植え替え完了!管理について

ゴムの木の植え替え完了

ゴムの木の植え替えが完了後は風通しの良い、半日陰の明るい場所に置きましょう。
また植え替え直後は根が不安定な場合もありますので、いつもより優しく水やりをしましょう。
時期によっては植え替えたことにより、環境が変わり木が弱る場合もまれにありますので、状態を注意して観察してみてください。

ゴムの木の植え替えは時期とやり方を間違えなければ、非常に簡単に行うことができます。
植え替えは根詰まりの解消だけでなく、鉢を変えることによって雰囲気を変えることもできますので楽しいですよね。
アイボリーの鉢に変えたことにより部屋の雰囲気が明るくなりました。
何年も育てていけるよう、楽しみながらお手入れをしてきましょう!