ポトスは、観葉植物の中でも特に人気のあるつる性植物です。
ハート形で艶やかな葉っぱが特徴で、育てやすく簡単に増やせることも魅力的。
今回はそのポトスの植え替えを成功させるコツについて、まとめていきたいと思います。
ポトスの植え替えが必要な理由は?
ポトスを植え替えるタイミングは、鉢の底から根っこが出てきた時や、水をあげてもなかなか染み込まなくなった時、またポトスに元気がないな、と感じた時です。
1~2年に一度は、一回り大きな鉢に植え替えします。
うちにあるポトスは、以前に植え替えをしてから2年ほどたちました。
土が古くなったせいか元気もないので、今回植え替えをしていきたいと思います。
ポトスの植え替えに最適な時期とは?
ポトスの植え替えに適した時期は、暖かな春から秋にかけてです。
ただし、真夏は避けるようにしましょう。
寒い時期にどうしても植え替えが必要になった時は、暖かい室内で作業しましょう。
今回は冬の季節に植え替えをしましたが、比較的気温が高く晴れた日だったので、屋外で行いました。
ポトスの植え替えで使った道具はこちら
ポトスの植え替えで用意したグッズをご紹介します。
- 土入れ(大・小)
- 土を配合するために使うバケツ
- 割りばし
- 鉢底ネット
- 園芸シート
- 土(赤玉土、腐葉土)または、観葉植物専用の土
- 今回植え替えするポトス
- 鉢底石
- 新しく植える鉢(一回り大きなもの)
土入れは、大きめのものと小さめのものがあると便利です。
園芸シートは、購入した普通のレジャーシートを使用しました。
今回の使用する土は、赤玉土6、腐葉土4の割合で混ぜて作りましたが、市販の観葉植物専用の土を使うと、手軽にできます。
ポトスの根が張っている場合、一回り大きな鉢に植え替えをします。
ただし、それ以上大きな鉢を使うと、根腐れの原因になるので注意します。
今回は根がそれほど張っていないので、今入っている鉢をそのまま使います。
ポトスの植え替えの流れ
ポトスの植え替えの流れを説明します。
- 新しい土を準備する
- ポトスを鉢から出す
- 底の土を落とし、根をほぐす
- 新しい鉢に鉢底石を敷く
- 新しい鉢にポトスを植える
- お水をあげる
- 新しい土を準備する
一つひとつご紹介します。
①新しい土を準備する
配合して作るか、手軽に市販の「観葉植物専用の土」を使います。
今回は赤玉土(小)60%、腐葉土40%で配合しました。
バケツを使って配合しましたが、底が深いため、下の方の土がうまく混ざらず苦労しました。
配合には、浅めの容器がおすすめです。
②ポトスを鉢から出す
ポトスを鉢から抜き出します。
今回は根があまり張っておらず、簡単に抜けました。
触ると土が簡単に崩れてしまうような状態でした。
③底の土を落とし、根をほぐす
底の方の土を少し落とし、根をほぐします。
今回は、土が古いためか触れるとポロポロと崩れていきます。
できるだけたくさんの土を新しいものに取り替えたいので、古い土は多めに落としました。
根は少ないですが、軽くほぐしました。
④新しい鉢に鉢底石を敷く
新しく植え替える鉢に、鉢底シートを敷いてから、鉢底石を入れていきます。
底の穴が見えなくなるまで入れます。
今回はポトスがもともと入っていた鉢を使ったので、よく洗って汚れを落としてから、同じように鉢底石を入れました。
⑤新しい鉢にポトスを植える
あらかじめ鉢の3分の1ほどまで土を入れおき、その上にポトスを置きます。
ウォータースペースができるように高さを合わせながら、土を入れていきます。
鉢側にもしっかり土が入るように、割りばしでつつきながら作業します。
⑥お水をあげる
最後にたっぷりお水をあげます。
水をあげると土が沈んでいくようなら、土を足して、またお水をあげます。
ポトスの植え替えができました!
以上で、ポトスの植え替えは完了です。
枯れ枝などがあったらハサミで切って取り除き、綺麗にします。
植え替えた後のポトスは、しばらく明るい日陰に置いてから、飾りたい場所へ移動させます。
ポトスはまれに、植え替え作業中のダメージでしおれていくことがあります。
これはポトスの根が意外と細く、傷つきやすいためです。
植え替えの失敗時に備えて、水挿しで増やしておくと安心です。
<ポトスの水挿しのやり方>
ポトスの根は気根から出てくるので、気根の付いている挿し穂を作ることが重要です。
- 長く伸びている茎があれば切る
- その茎を切り分けて挿し穂を作る
この時、葉っぱが1~2枚付いていて、気根も1~2ケ付いている挿し穂にします。
長く伸びている茎がない場合も、気根を付けた挿し穂が作れる部分で茎を切ります。 - 気根が水につかるようにして、水に挿しておきます
- 毎日水を取り替えていると、そのうち根が出てきます
たくさん増やすと、楽しみも増えますね!