失敗しない!マンデビラの植え替え手順とコツを【写真付きで解説】

マンデビラは美しい花を長い期間、咲かせる植物です。冬の間、葉を落としますので一年草として育てられることも多いです。しかし、コツをつかめば毎年花を咲かせることができます。ぜひ1年を通した管理をイメージしながら、植え替えをおこなってみましょう。

マンデビラの植え替えが必要な理由は?

マンデビラの植え替えが必要な理由

マンデビラは、生育旺盛な植物です。植え替えは、1年に一度のペースでおこなうと良いでしょう。
地植えにすることもできますが、寒さが苦手なので鉢植えにされることが多いです。11月頃からは室内で管理するのがおすすめです。

こちらの鉢は2月、冬の様子です。冬場は葉が落ちてしまいますが、暖かくなったころからまた新芽が出てきます。本来この時期に植え替えはおこないませんが、支柱の立て直しと枝の整理に合わせて土の様子も確認することにしました。

マンデビラの植え替えに適した季節

マンデビラの植え替えに適した季節

マンデビラの植え替えに適した季節は、4月から6月頃の暖かくなった春です。5月から10月にかけてたくさんの花を咲かせます。その開花と成長を見越して、春の季節に植え替えをしてあげましょう。

マンデビラの日当たり

マンデビラは日当たりの良い場所を好みます。半日以上日光が当たらないと花が咲かなくなってしまいますので、なるべく日の当たる場所で育てましょう。

マンデビラの置き場所

春から秋は、屋外の日当たりが良い場所に置きましょう。地植えにする場合は、水はけがよい場所に植えます。周囲よりも少し高い場所に植えるとよいでしょう。

マンデビラは熱帯植物なので暑さには強いですが、寒さには弱い性質があります。気温が下がる11月頃には室内に移動させて、日当たりの良い窓辺に置きましょう。

地植えでの冬越しは難しいため、冬になる前に鉢上げをして移動するなどの寒さ対策が必要です。

マンデビラの水やり

マンデビラを鉢植えで育てている場合は、土の表面が乾いて白っぽくなったら、たっぷりの水を与えます。マンデビラは根よりも葉からの蒸散が多いため、夏の間は土への水やりの回数を減らして葉水をするのがおすすめです。

冬は生育が衰えるので、乾燥気味に管理しましょう。 1ヵ月に1回程度を目安に水やりをします。

地植えの場合は、一度根づいた後は特に水やりの必要はありません。ただし、夏に晴天が続く場合は、朝か夜の涼しい時間帯に水やりをしましょう。

マンデビラの肥料・追肥

マンデビラの生育期である春先から秋頃までは、肥料切れにならないように肥料を与えます。緩効性の置き肥施し、よく開花している間は週に1回程度、液体肥料を併用するとよいでしょう。

葉に黒い斑点が出てきた場合は、肥料が不足している可能性があります。肥料が足りないと花が咲かない原因になってしまうので、気をつけておきましょう。

マンデビラには窒素の多い肥料が向いているため、窒素が多く含まれる肥料を選びましょう。

マンデビラの用土

マンデビラは過湿になると立ち枯れを起こしやすいため、水はけのよい用土を使います。

鉢植えにする場合は、赤玉土7・腐葉土3の割合で配合した土がおすすめです。市販の土を使うときは、バーミキュライトなどを混ぜて水はけをよくしましょう。

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マンデビラの植え替えで今回用意したグッズを紹介

マンデビラの植え替えに使った道具を紹介します。

  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • ネット
  • 赤玉土
  • バーミキュライト
  • 化成肥料
  • シート
  • 支柱

それぞれの用途を説明します。

マンデビラは根が鉢の中に十分張ってくると、つるが成長するという性質を持っています。
また、乾燥には強いですが過湿は苦手です。あまり大きすぎない鉢に植え付けます。
今回使用した素焼きの鉢は乾きやすい素材ですので、おすすめです。

鉢底ネット

鉢底ネットを敷いて、鉢底穴からの害虫侵入を防止します。古くなった網戸の網などを使っても構いません。

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鉢底石

水はけを良くするために鉢底石を鉢底に敷きます。鉢底石として売られていますが、発泡スチロールを砕いて敷いても良いでしょう。

ネット

ネットに鉢底石を入れて使いました。ネットに入れておくと、次の植え替え時に土と鉢底石をわける手間がかかりません。台所の排水用ネットを使用しても良いです。
はじめからネットに入っているタイプの鉢底石もあります。

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赤玉土

赤玉土は排水性や通気性に優れており、様々な植物に使われます。

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バーミキュライト

バーミキュライトは空気や水を通しやすい構造になっています。排水性の良い土になるよう、混ぜて使用しました。

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化成肥料

元肥として土に化成肥料を混ぜ込みました。マンデビラは多くの肥料を必要とする植物ですので、5月から9月の生育期間には定期的に置き肥としても使用します。

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シート

室内で作業をおこなう場合は、床にシートを敷くと汚れが気になりません。

支柱

庭木の剪定した枝を支柱として使用しました。今回はラズベリーとビワの枝を使いました。

その他、ワイヤーや剪定ばさみ、スコップなどを準備しました。

マンデビラの植え替え手順

マンデビラを植え替える手順はこちら。

  1. シートを敷いてマンデビラを取り出します。
  2. 鉢底石と土を分けます。
  3. 古い根などを取り除きます。
  4. 鉢と鉢底石を洗います。
  5. 鉢底石を鉢へ入れます。
  6. 土を混ぜ合わせます。
  7. 植え付けます。
  8. 支柱を立てます。
  9. 枝を整理します。

①シートを敷いてマンデビラを取り出します。

シートを敷いてマンデビラを取り出します

シートを敷き、その上で作業をします。汚れを防ぎ、作業後も土をまとめやすくなります。
根があまり張っていなかったのか、すぐに取り出すことができました。根を見ると、あまり元気ではないようです。

②鉢底石と土を分けます。

鉢底石と土を分けます

鉢底石をネットに入れず、そのまま鉢に入れていたようです。
土と石を分ける手間がかかりますね。ぜひ鉢底石はネットに入れてから、鉢底へ敷くのがおすすめです。

③古い根などを取り除きます。

古い根などを取り除きます

根がぼろぼろとしています。あまり元気な様子ではありませんね。
古い根を取り除きます。さらに土を見てみると、コガネムシの幼虫がたくさん出てきました。この幼虫が、マンデビラの根を食べていたということです。コガネムシは幼虫の間、植物の根を食べます。植え替えの時には、よく土の中を確認してみましょう。

④鉢と鉢底石を洗います。

鉢と鉢底石を洗います

今回あまり根が張っていなかったので、鉢を大きいものにせず、同じ鉢を使うことにしました。
鉢と鉢底石は良く洗っておきます。鉢底には鉢底ネットを敷きました。

⑤鉢底石を鉢へ入れます。

鉢底石を鉢へ入れます

根があまり張っていないので、鉢の中が乾きにくくて過湿気味になりそうです。鉢底石となる砂利を増やしました。よく洗った鉢底石をネットに入れてから、鉢底へ敷きます。

⑥土を混ぜ合わせます。

土を混ぜ合わせます

マンデビラは、長い期間花を咲かせる植物です。元肥となる化成肥料も一緒に混ぜ合わせます。またマンデビラは水はけの良い土を好みます。培養土に、赤玉土とバーミキュライトを混ぜることにしました。

⑦植え付けます。

植え付けます
マンデビラの植え付け高さを確認しながら植え付けます。まずは、鉢底石の上に先ほど混ぜ合わせた土を入れます。植え付け高さが、鉢の縁から2cmほど下になるように調整します。マンデビラを入れて、さらに土を軽く押さえながら足していきました。

⑧支柱を立てます。

支柱を立てます
マンデビラはつるを伸ばしながら成長していく植物です。
支柱はホームセンターなどで販売されています。植え替えと同時に支柱を立てておくと良いでしょう。今回は庭木の剪定した枝を支柱として立てました。マンデビラの枝と支柱はワイヤーや紐で固定します。

⑨枝を整理します。

枝を整理します
写真は枝を剪定する前の様子です。マンデビラの枝は、反時計回りに横方向へ誘引します。また暖かくなってつるが伸びてきたら、つるの先端を切って、脇芽を増やすと花の数も増えます。

マンデビラの植え替え完了!管理について

マンデビラの植え替え完了

マンデビラの植え替えと剪定が完了しました。剪定は通常、花が終わる10月頃におこないます。根元から30cm程のところまで短く剪定し、来年の成長に備えます。
寒い間は日当たりの良い室内で、乾燥気味に管理します。5月頃からは屋外へ出し、土の表面が乾いたら、たっぷりと水をあげましょう。

マンデビラは肥料がたくさん必要な植物です。花がついている間は液体肥料や化成肥料を与えます。
この鉢は毎年美しい花を咲かせてくれますが、花の数が少なくなってきていました。
肥料を与えることや、脇芽を増やす方法で花のつき方が変わってくることを今回知りました。根が少なくなっていた事は心配ですが、暖かくなる頃から根も葉も動いてくることでしょう。