大人も子どもも、心躍らせるイベント、クリスマス。
2021年もクリスマスが近づいてきました。
12月が近づくと、街のあちこちが飾り付けされ、クリスマスムードでいっぱいになります。
玄関先や庭を彩る寄せ植えにも、クリスマスのテーマを取り入れて、季節感を楽しみましょう。
今回はクリスマスらしい寄せ植えの作り方のコツと、おすすめの植物を紹介します!
クリスマスの寄せ植えはテーマとカラー選びが重要
クリスマスらしい寄せ植えを作るには、クリスマスを連想させるテーマとカラーを上手に選ぶことが重要です。
例えば、もともと家族の健康や神の永遠の命を願って飾られるようになった「クリスマスツリー」。
モミの木の替わりに、小さめのコニファーを使って、寄せ植えにクリスマスツリーの雰囲気を出しましょう。
白色の花やシルバーリーフだけを使って、「ホワイトクリスマス」を演出するのも大人っぽくて素敵ですね。
雪を思わせる白い花が、聖なるクリスマスのイメージを演出します。
また、魔除けや豊作祈願、新年の幸福祈願の意味が込められた「クリスマスリース」を意識した寄せ植えはどうでしょうか。
ワイヤーでできたリース型の容器を使い、グリーンリーフやビオラ、実のなる植物を寄せ植えれば玄関先をとても豪華に彩れますよ。
クリスマスカラーとしては、赤、緑、白、ゴールドが代表的なものとして知られます。
これらには本来、それぞれ宗教的な意味があります。
- 赤:キリストの血・愛と寛大さ
- 緑:力強さ・永遠の命
- 白:純潔・潔白
- ゴールド:高貴・希望
上記の意味を表すとされています。
この基本の4色を中心に、シルバーやピンクなど華やかな色を組み合わせて、寄せ植えにクリスマスらしさを出しましょう。
クリスマスの時期の寄せ植えの作り方と管理方法
クリスマスの寄せ植えの作り方
以下の植物を使用した寄せ植えの作り方を紹介していきます。
- ゴールドクレスト
- 白と赤のガーデンシクラメン
- 小さな雪を連想させるスイートアリッサム
- 新芽の白色が美しいヘデラ「白雪姫」
ゴールドクレストはクリスマスの寄せ植えの定番植物です。
苗が準備できたら、まずはポットのまま並べて配置を考えます。
高さのあるゴールドクレストは鉢の後方、主役の花であるガーデンシクラメンは中央に配置しましょう。
わき役のスイートアリッサムとヘデラを手前に配置します。
高低差をつけて、鉢の中でバランスをとりましょう。
配置が決まったら、鉢の底にネットに入れた鉢底石を敷き、培養土を半分ほど入れます。
苗をポットから出し、背の高い植物から植えていきましょう。
水やりのときに必要なウォータースペースを考慮し、株元の高さが、鉢の縁から2~3㎝低くなるように植えます。
苗によって根鉢の高さが異なるので、苗ごとに植えつけの深さを変えて調整しましょう。苗を入れていくごとに土を入れて安定させます。
ガーデンシクラメンは極力根をつつかず、浅めに植え、続いて少し根鉢を崩したスイートアリッサムとヘデラを植えます。
ヘデラは鉢の縁から枝垂れるように植えつけると動きが出て良いでしょう。
土の中に隙間が残らないように丁寧に土を入れ込み、最後にたっぷりと水やりしたら、クリスマスの寄せ植えの完成です!
管理方法
クリスマスの寄せ植えを作る時期は、11月~12月と寒い季節です。そのため、植物の成長は緩やかで、病害虫の心配もあまりありません。
水やりは土の表面が乾いてから行いましょう。与えるときは鉢底から流れ出るほど、たっぷりと与えます。
冬は土が乾きにくいので、水の与え過ぎに注意してくださいね。水を与え過ぎると根腐れを起こすことがあります。
咲き終わった花の花がらや、枯れた葉などは、こまめに取り除いて管理します。見栄えが良くなると共に、病害虫の予防になりますよ。
クリスマスの寄せ植えにぴったりの植物
クリスマスの寄せ植えに向いた植物をご紹介します。
ガーデンシクラメン
寒さに強く、冬の季節に鮮やかな花色で咲く貴重な植物です。ビビッドな赤と白の花色はクリスマスの寄せ植えにぴったり。
咲き方も華やかなフリル咲きなどバラエティー豊かなので、寄せ植えの主役に向いています。
ポインセチア
クリスマス時期になると、あちこちに飾られるポインセチア。寒さには弱いので、冬の時期は室内で観賞して楽しみます。
赤色の「苞(ほう)」の部分と緑の葉のコントラストが美しくクリスマスカラーであることから、クリスマスを象徴する植物です。
花言葉は「聖夜」です。
クリスマスローズ・ニゲル(ヘレボルス・ニゲル)
クリスマスローズはその多くが年明けの時期に開花しますが、「ヘレボルス・ニゲル」はクリスマス時期に開花します。
その名の通り、クリスマスにぴったりの清楚なたたずまいが人気です。
パンジー・ビオラ
花色が豊富なパンジーとビオラはクリスマスの寄せ植えでも色彩を添えるのに大活躍します。
冬から春までの長い間咲き続ける貴重な植物です。
コニファー
先に紹介したゴールドクレストやシルバーがかったブルーアイズはクリスマスツリーを連想させる植物として人気があります。
クリスマス時期には小型のものが出回るので、これを寄せ植えに利用しましょう。一年中美しい葉をつけている常緑の植物です。
そのまま植えておくと大きく育つので、小さめの鉢に植え、鉢ごと寄せ植えの中に植え込むと管理が楽です。
シルバーリーフ
上品で美しい表情を添えるシルバーリーフはクリスマスの寄せ植えで重宝します。
- シルバーのディコンドラ
- 背の高いエレモフィラ
- 雪の結晶を思わせるシルバーレース
- 細かい毛で覆われたシロタエギク・ラムズイヤー
実のなる植物
赤や白の実がなる植物を取り入れると、寄せ植えが豪華になり、クリスマスらしさが増します。
赤い大きな実が可愛らしいチェッカーベリー、白や赤、ピンクの実がなるペルネティア(真珠の木)などがあります。
ギザギザの葉に赤い実をつけるクリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)は、まさにクリスマスを象徴する植物のひとつです。
クリスマスの寄せ植えをおしゃれに見せるコツ
寄せ植えができたら、さらに小物を使っておしゃれに飾りましょう。
クリスマス時期には、100均や雑貨店、園芸店などでクリスマスモチーフの小物が沢山売られています。
- サンタクロースや星のピック
- リンゴや松ぼっくり
- ブーツの形をしたオーナメント類
上記のモチーフを植物の間や鉢の縁に添えれば、一気にクリスマスムードが高まり、楽しい寄せ植えになること間違いなしです。
特に、クリスマスカラーであるゴールドは自然の植物の色にはありませんので、小物類で取り入れるのがおすすめです。
まとめ
以上、クリスマスの寄せ植えの作り方とおすすめの植物を紹介してきました。
寒い冬は色鮮やかに咲く植物が少なくなる季節ですが、寄せ植えで気分を盛り上げ、賑やかなイベントを楽しみたいですね。
ぜひ、季節感一杯の、クリスマスの寄せ植え作りに挑戦してみてください!