ペペロミアは、肉厚で丸い葉をした可愛らしい品種が多く、また、コンパクトサイズなので狭い場所でも楽しめることから、人気のある観葉植物です。
今回はそのペペロミアの植え替えを成功させるコツについて、まとめていきたいと思います。
ペペロミアの植え替えをしようと思った理由。元気がなくなって…
ペペロミアは、根っこが詰まったタイミングで植え替えをします。
根詰まりしているサインは、
・水をあげても、なかなか染み込まない
・鉢の底から根が出てきた
・生育が悪くなってきた
などがあげられます。
根詰まりとは、鉢の中で根がぎゅうぎゅうに詰まっている状態で、そのまま放っておくと植物の生長が悪くなり、元気がなくなりそのうち枯れていきます。
だいたい2~3年に一度のペースで、植え替えが必要になります。
うちにあるペペロミアは購入してから2年以上たっていますので、少し元気がなくなってきましたので回植え替えをしていきたいと思います。
ペペロミアの植え替えに適した季節
ペペロミアの植え替えに適した季節は、気温が高くなる春から夏にかけてです。
気温が低い時期は、生長がゆっくりになるので植え替えは避けます。
生長期にあたる5月~8月に植え替えを終わらせることが、失敗を防ぐコツです。
ペペロミアの植え替えで今回用意したグッズを紹介
ペペロミアの植え替えで用意したグッズをご紹介します。
- 土入れ(大・小) ※写真
- 新しく植え替える鉢(一回りから二回り大きな鉢)
- 鉢底ネット
- 園芸シート
- 土の配合に使う容器
- 土(赤玉土・鹿沼土・バーミキュライト)
- 今回植え替えするペペロミア
- 鉢底石
土入れは、大きめのものと小さめのものがあると便利です。
新しく植え替える鉢は、今のものより一回りから二回り大きいものを用意します。
園芸シートは、トレー型になっているものが便利です。今回は100均で購入した普通のレジャーシートを使用しました。
今回の使用する土は、赤玉土、鹿沼土、バーミキュライトを混ぜて作りましたが、市販の観葉植物専用の土を使うと、手軽にできます。
ペペロミアの植え替え手順
- ペペロミアの根のつまり具合を確認する。
- 新しく植え替える鉢を用意する(一回りから二回り大きな鉢を準備)。
- 新しい土を準備する。
- 新しく植え替える鉢の底に鉢底ネットを置く。
- 鉢底石を入れる。
- 土を少し入れておく。
- ペペロミアを鉢から出す。
- 底の土を3分の1ほど落とします。
- 新しい鉢にペペロミアを入れて、土を入れる。
- お水をあげる。
下記で1つづつ説明していきましょう。
ペペロミアの根のつまり具合を確認する
根詰まりしているペペロミアは、写真のように鉢底から根が出ています。
このままにしておくと元気がなくなり生育が悪くなるので、植え替えが必要です。
新しく植え替える鉢を用意する(一回りから二回り大きな鉢を準備)
植え替え前のペペロミアが入った鉢より、一回りから二回り大きな鉢を用意します。
ここでのポイントは、大きすぎる鉢を使わないことです。
必要以上に大きい鉢を使うと、ペペロミアの根に栄養が届きにくくなったり、水が長くたまりすぎて根腐れすることもあるので注意します。
今回のペペロミアは、写真のように高さが伸びて頭でっかちになっているので、二回りほど大きな黒い鉢でバランスを整えることにしました。
新しい土を準備する
今回の土は、赤玉土(小)50%、鹿沼土25%、バーミキュライト25%で配合しました。
市販の「観葉植物専用の土」を使うと手軽にできます。
新しく植え替える鉢の底に鉢底ネットを置く
新しく植え替える鉢の穴をふさぐように、鉢底ネットを置きます。
ネットを置くことで土が流れ出るのを防ぎ、また通気や排水を良くします。
鉢底石を入れる
底が見えなくなるくらいまで鉢底石を入れます。
あらかじめネットに入っているものを使用すると繰り返し使うのに便利です。
土を少し入れておく
土を少し入れておきます。
高さは後ほど調整します。
ここまでで、新しい鉢の下準が備完了です。
ペペロミアを鉢から出す
ここからは、ペペロミアを新しい鉢に入れるための準備をしていきます。
まず、古い鉢からペペロミアを抜き出します。
出してみると写真のように、根がぎゅうぎゅうになっていました。
土が古くなってカビの臭いもします。
これが元気がなくなった原因だったようです。
もっと早く植え替えしてあげればよかったと後悔。
底の土を3分の1ほど落とします
土を軽くほぐすようにしながら、底の土を3分の1ほど落とします。
この時、枯れた下葉などがあったら、綺麗に取り除きます。
また、土の落としすぎにも注意します。
新しい鉢にペペロミアを入れて、土を入れる
新しい鉢にペペロミアを入れて、土を足していきます。
高さは、水やりしたときに水が鉢からあふれ出ないように、ふちから3~4cm下にペペロミアがくるようにします。
鉢にペペロミアを置いてみて、高さが足りなければ、持ち上げて下に土を足します。
位置も中央にくるように、まわりに土を入れながら、高さや位置を調整していきます。
最後に、ふちのあたりの土を指や割りばしなどで押すようにして、隙間がないように土をしっかり入れていきます。
お水をあげる
鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりお水をあげます。
ペペロミアの植え替え完了!管理について
以上で、ペペロミアの植え替えは完了です。
最後の水やりの時に、葉っぱにたまっていた白いホコリを指で優しく洗い流しました。
高さと鉢のバランスも整い、葉っぱもツヤツヤに♪
さて、植え替え後のペペロミアは、室内の明るい場所に置きます。
ただし、直射日光は苦手なので、レースのカーテン越しの光が届く場所で管理します。
今回、植え替えをして初めて、ペペロミアの土がカビ臭くなっていることに気がつきました。
ペペロミアは丈夫だと思って、つい植え替えするのが遅くなっていたようです。
また、そんなに日が当たらなく、風とおしもあまりよくない場所に置いていたことも原因かもしまれません。
これを機会に、置き場なども見直してみたいと思いました。
鉢も大きくなって、一段と大きく育つペペロミアが楽しみですね!