冬の寄せ植えは長持ちする花を選ぶのがおすすめ!おしゃれに見せるコツも紹介

クリスマスやお正月など、イベントが多い冬。玄関先や庭先に華やかな寄せ植えがあれば、気分も華やぎ、素敵ですよね。

自然の風景に花や緑が少ない季節だからこそ、寒さに強く、長持ちする花を選んで、寄せ植えを楽しみましょう。

今回は寒い冬を彩るおしゃれな寄せ植えの作り方とコツをご紹介します!

冬の寄せ植えにおすすめの寒さに強い草花9選

冬の寄せ植えにおすすめの植物をご紹介します。

パンジー・ビオラ
寒さに強く、冬の寄せ植えに欠かせない存在です。

10月末頃から苗が出回り、秋から春まで長く咲き続けます。花径の大きいものをパンジー、小さいものをビオラと呼びます。

他の植物と合わせやすく、主役にもわき役にも使えます。花色が豊富で、花形もフリンジタイプなどありバラエティー豊か。

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ガーデンシクラメン
冬の寒さに強く、屋外でも育てられるシクラメンです。白、ピンク、赤など花色が豊富で冬の寄せ植えの定番植物。

春まで長く楽しめます。ビビッドな赤と白の組み合わせはクリスマスシーズンの寄せ植えにもぴったり。

プリムラ・ジュリアン
耐寒性があり、春までしっかり咲きます。花色・花形が豊富で、花びらの付き方が華やか。花がらはこまめに摘みましょう。

ハボタン(葉牡丹)
お正月の雰囲気が出せます。

ミニサイズのものや葉に光沢のあるもの、切れ込みや縮れのある葉など、様々な品種があり、おしゃれな寄せ植えに活躍します。

花のような形の美しい葉は冬の間長く楽しめます。

カレンデュラ
寒さに強く、晩秋から春まで咲き続けます。

鮮やかなオレンジ色の他にも、「コーヒークリーム」のようなシックな色合いの品種があります。

クリスマスローズ
日本で流通しているクリスマスローズはほとんどが年明けから咲き始めます。

紫や白、淡い緑色などの花色があり、うつむいて咲きます。日陰でも良く育ち、早春から長い期間楽しめます。

スイートアリッサム
白、ピンク、紫などの小花がカーペット状に這うように広がります。

寒さに強く、春まで楽しめます。どんな植物とも合わせやすい、冬の寄せ植えの名わき役です。

カルーナ
エリカの近縁種です。枝が花穂のようになって、株全体がこんもりと茂ります。

縦のラインを活かして寄せ植えのわき役に使うといいでしょう。葉の色が赤や黄色に紅葉するものもあります。

シルバーレース、シロタエギク、ラムズイヤー
いずれも寒さに強いシルバーリーフです。冬の寄せ植えのアクセントに使ってみましょう。

冬の寄せ植えは花選びが重要

花を選ぶときのポイント

冬の寄せ植えに使う花を選ぶとき、最も大事なことは、耐寒性に優れていること。

寒さにめげず、枯れないで咲き続けてくれる植物を選びましょう。

また、開花時期が長い花を選ぶことも大切です。冬は多くの植物の生育が緩やかな時期。

途中で寄せ植えの一部を植え替えたりすると、根を傷めて他の植物まで弱ってしまうことがあります。

開花時期が同じで、長く咲くものを選ぶと良いでしょう。

季節感を出すには?

冬はクリスマスやお正月など晴れやかな行事が続き、ワクワクしますよね。

そんな季節感を表現するのにぴったりなカラーは、赤と白、濃い緑色の組み合わせ。

赤の代わりに濃いピンクでも華やかな印象になります。

鮮やかな花色のガーデンシクラメン、プリムラ・ジュリアンなどを使って寄せ植えに季節感を出してみましょう。

実がなる植物を取り入れるのも、豪華でおすすめです。

お正月の華やいだ雰囲気が出る植物にハボタンがあります。

最近はミニサイズのものや葉の形が面白い品種が出回っていて洋風テイストの寄せ植えでも活躍します。

白から薄紫の美しいニュアンスカラーが上品さをプラスしてくれますよ。

冬のシルバーリーフ

冬は白色や銀色の葉をもつ植物、シルバーリーフが美しく映える季節です。

寒さに強く、洗練された印象を添えるシルバーリーフを、うまく寄せ植えに取り入れてみましょう。

例えば、繊細な葉をもつシルバーレースは雪の結晶をイメージさせるので、クリスマス時期の寄せ植えにぴったり。

美しく清楚な表情が加わります。葉が細かな白い毛で覆われたシロタエギクもおすすめです。

控えめですが存在感があり、上品にまとまります。あえて白色の花と合わせ、雪景色を連想させるような寄せ植えを作ってもいいですね。

冬の花・植物で寄せ植えをする基本の流れ

冬の寄せ植えの作り方

冬の寄せ植えの基本の流れをご紹介しましょう。お好みの植物の苗を準備して、まずはポットのまま並べて配置を決めます。

配置が決まったら、鉢底に鉢底網と鉢底石を入れ、さらに土を少し入れましょう。

ポットから苗を引き抜き、根鉢を崩してよいものは多少崩して置いていきます。

苗ごとに植えつけの深さを調整し、すべての株の地際の高さがそろうように注意しながら土を入れていきます。

地際の高さは、水を吸収する際に必要なウォータースペース分を残し、鉢の縁から2~3

㎝ほど低い位置でそろえましょう。

すべての苗を植えたら割り箸などを差して前後に動かし、土の中に隙間が残らないよう、丁寧に土を入れます。

最後に鉢底からあふれ出るほどたっぷり水やりしたら、植えつけの完成です!

日々のお世話

寄せ植えができたら、お世話しながら育てていきましょう。水やりは土の表面が乾いてから、葉や花を避けて株元に与えるのが基本です。

冬は水分の蒸発する量が減るので、春や夏よりも控えめに水やりしましょう。

夜の間に水が凍らないよう、晴れた日の午前中に水やりするのがおすすめです。

咲き終わった花の花がらはこまめに摘んで、病気を防ぎ、栄養を次の花に回してあげましょう。

冬の寄せ植えをおしゃれに見せるコツ

おしゃれに見せるコツは?

どうやったらナチュラルでおしゃれな寄せ植えに仕上がるのでしょうか。コツをいくつかご紹介します。

鉢や容器にこだわる

鉢や容器は寄せ植え全体のイメージを大きく変える大事な要素です。

かわいい寄せ植え、上品な寄せ植えポップな寄せ植えなど、望む寄せ植えのテイストに合わせて、鉢の素材やデザインを選びましょう。

鉢を置く場所の雰囲気に合わせることも忘れずに。

役割を決めて植物を選ぶ

なんとなく植物を選んだのでは、まとまりのない寄せ植えになってしまいます。

  • 一番飾りたい主役の植物
  • 主役を引き立てるわき役の植物
  • 動きや色調を添えるカラーリーフなどアクセントの植物

と植物の役割を3つに分けて考え、選ぶようにしましょう。

作りたいテーマやイメージがはっきりしていると、寄せ植えがまとまりやすくなります。

色合わせを工夫する

寄せ植えでは植物の色合わせがとても重要。初心者は失敗の少ない同系色の組み合わせからスタートしましょう。

似た色調で形や大きさが違う花を数種類探してグラデーションを作り、そこにリーフを加えるのが基本です。

花色同士だけでなく、葉色や花の中に含まれる一部の色を合わせてまとめてもいいでしょう。

慣れてきたら、挿し色として相反する色を部分的に取り込んでも。

配置を工夫する

植物をバランスよく配置して、おしゃれな寄せ植えを目指しましょう。

初心者でもまとめやすい方法は2つ。ひとつ目は鉢の中に高・中・低の高低差をつけて奥行と立体感を出す方法です。

背が高くなる植物(高)を正面から見て後方、こんもりと茂るもの(中)を中央から手前に配置します。

垂れ下がって伸びるリーフなど(低)をコンテナの縁に近い所に配置します。

もうひとつの方法は、全体をこんもりとドーム状に茂らせるまとめ方です。

中心に置いた主役の花、数株の間や株元に、わき役の花を混ぜ合わせるように植えます。

初心者は対角線の位置に同じわき役の花を植えるとバランスが取りやすいでしょう。

鉢の縁にアクセントのリーフを添えて動きを出すのも忘れずに。

まとめ

以上、冬の寄せ植え作りの方法とコツについてご紹介してきました。冬は確かに色鮮やかな植物の少なくなる時期です。

しかし、寒さに負けず咲いてくれる花も探すと結構あり、冬だからこそ楽しめる植物もあります。

上手に選んで季節感たっぷりの寄せ植えを作り、寒い冬を美しく彩りましょう!