鉢植えでの姫柊の栽培は成長に合わせた鉢のサイズと適度な培養土に植え替えていくことが葉姿、枝振りを長く楽しむことが出来るコツになります。
葉の勢いが落ちてきたら植え替えが必要です。
姫柊の植え替えが必要な理由
今回使用した姫柊は近所の花屋さんでポット鉢450円で購入しました。
それからもう1年以上、葉っぱの勢いも新枝が出続けるものの本数も少なくなってきたため、植え替えが必要だったのですが忙しくて放置しっぱなしにしていたのです。
姫柊に限らず鉢植え植物は成長にしたがって鉢を大きくしていかないと根っこが行き場を失い巻いてしまいます。
すると栄養不足、保水もできないことになり、酸素も窒素も不足するようなことが続くと姫柊は自分の枝葉を落として命を守ります。
これは成長を止め休眠するような感じです。
植え替えに適した季節(樹木)
姫柊の植え替えに適している本当の季節は春です。
初夏から盛夏に向けて本格的に葉勢がつく前に新しい用土に植え替えしておくことが望ましいです。
理想は5月中がベストシーズンになるかと思います。
今回は12月初旬ですが屋内栽培で暖房をつけているので試しにやってみることにしました。
さあ開始!姫柊の植え替えで今日使用した道具(グッズ)
【今回の使用道具・右から順に】
- 防塵シート
作業シートです。レジャーシートでも何でもよいのですが、除草シートはサイズが大きいので作業しやすいです。野菜栽培にも使えるのでお得です - 吸水クロス
ハサミについた土を拭ったり水気を取ったりします。私は自転車クロスを使っています - スコップ
100円均一のスコップを使用 - ドライバー
根切りする時に巻き込んだ根っこや土をほぐします。本当は割り箸や竹箸がおすすめです - 万能ハサミ
枝や根を切るときに使います - 普通のハサミ
小回りが利くので紐やビニール開封用 - ゴム手袋
厚手の軍手でもよい。柊は刺さると痛いトゲがあります。枝や根を確認しやすいため使いますが、今回は薄手のディスポーザタイプなので2枚重ねて使用します
植え替え用土について
姫柊を植え替える場合、「腐葉土5に赤玉土2、バーミキュライト3+元肥」が適した用土かと思います。
今回は鉢底石として軽石を使用します。
そして冬でも根を伸ばしやすいように椰子繊維培養土を使用してみようと思います。
用土参考商品一覧(全部ダイソーで入手可能)
- 有機元肥料(鶏糞入り)
- 椰子繊維培養土(使用方法は次項目参照)
- バーミキュライト(根を強くする、古い土を復活させる効果がある、通気性抜群)
- 鉢底石(プランターでは必須、根腐れ、巻きを防止してくれる)
姫柊の植え替え手順
まずは手順として新しい用土を作り、植え替え鉢の用意です。
- 新しい用土を混ぜる
- 植え替え鉢を用意して鉢底石を敷いてスタンバイ
- ポットから姫柊を取り出して根の処理
- 姫柊を中央に置いて新しい用土を投入する
- 完成
新しい用土を混ぜる
本来は元々植えてある土の状態に近いものを新用土とします。
今回は根が伸び易いようにバーミキュライトを多目にいれ、元肥料を少々入れてみました。
根をあまりほぐさないため、通気性、水捌けもよい椰子繊維培養土を合わせて混ぜてみました。
椰子繊維培養土の使い方
これも100円ショップでよく売られている培養土で、1個で1リットルの土が出来上がります。
2個だと丁度ペットボトル1本分の水作れます。
植え替え鉢を用意して鉢底石を敷いてスタンバイ
鉢底石は5分の1程度に。
石の下にメッシュを敷くと水をかけた時に土が流れにくくなるのでベランダ栽培には是非敷いておきたいところです。
ポットから姫柊を取り出して根の処理
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姫柊を中央に置いて新しい用土を投入する
姫柊の植え替えを終えて
今回はちょっと元気のない姫柊に発根を促しやすい用土を選んでみました。
しかし根を切り込む場合、本来初冬に行う作業ではなく暖かい時期が望ましいものです。
(普段私はそんなことをすると枯らしてしまうので適当な大きさの時にいつもそのまま植え替えています)
幸い酷い巻きでもなくポット土(赤土と腐葉土)はまだ手でもほぐせる程度で、軽めに周りをほぐしただけでしたので、暖かくなったらもう一度様子を見たいと思います。
「ずいぶん枝採った(挿し木用に採取)やつだから」と購入した時に言われていたので、もうあんまりいじらないで余生をと思った木ですが、根腐れもなく元気そうなのでちょっと期待しています。