トルコギキョウの育て方と植え替え方法とコツを【写真付きで解説】

トルコギキョウは、特に切り花として人気のある花です。リシアンサスとも呼ばれます。
鉢植えするのは何となく難しそうに思いますが、まずは挑戦してみることにしました。
今回は苗の植えつけ方と、水やりや置き場所についてのコツを紹介します。

トルコギキョウとは?トルコギキョウの魅力

トルコギキョウは色と形が美しい、おしゃれな花を咲かせます。

元々の花色は青紫色ですが、白やピンクなどたくさんの品種があるということです。花弁の縁だけ色が違うものや、八重咲きのものなどもあります。切り花としても人気です。

トルコギキョウの基本情報

学名Eustoma grandiflorum
英名Lisianthus
科名リンドウ科
属名ユーストマ属
原産地北アメリカ南部、メキシコ北部

トルコギキョウの植え替えが必要な理由は?

植え替え前のトルコギキョウ
トルコギキョウは、まず苗を作ってから定植するということです。種がとても細かいので直まきにせず、トレーやポットで育苗します。本葉が2、3節に生長した頃、植え替えが必要になります。

発芽した芽はとても小さく、生長がゆっくりなので、種から育てるのはなかなか難しいということです。苗が売られていますので、こちらを購入するのがおすすめです。今回は、初めてのトルコギキョウ栽培になりますので、苗を購入して植えつけることにしました。

またトルコギキョウは寒さに弱く、環境によっては冬越しができるとのことですが、一般的には一年草とされています。根は直根といって真っすぐに生長するので、移植を嫌う性質があります。苗を植えつける時は、その後植え替えをしないで育てることができるように植えつけると良いですね。

トルコギキョウの植え替えに適した季節

トルコギキョウの苗を定植する時期は、3月から5月頃ということです。気温が15度くらいになる暖かい季節に植えつけます。

苗を購入した場合、そのままにしておくと根が回り過ぎてしまうので、早めに植えつけるのがコツということです。

トルコギキョウの植え替えで今回用意したグッズを紹介

トルコギキョウは、いつでも移動ができるよう、鉢やプランターで育てるということです。

鉢底ネット

鉢底穴の大きい鉢には、鉢底ネットを敷きます。好きな大きさにカットできる鉢底ネットを使いました。

培養土

花と野菜の土といった市販の培養土を使いました。混ぜ合わせる手間がなく、植物が丈夫に育ちます。

植え付け後は、液体肥料を2週間に1度の間隔で与えると良いということです。準備しておくと良いですね。

トルコギキョウの植え替え手順

①苗を選ぶ

トルコギキョウの植え替え手順①苗を選ぶ
トルコギキョウの苗は、3月〜5月頃に出回ります。植物が好きで、よく花苗コーナーに立ち寄りますが、今回初めて出会いました。

トルコギキョウは、草丈が100cm程になりますが、鉢植えにぴったりの草丈30cm前後の矮性品種もあります。今回購入したものは、草丈が40〜60cmになる品種とのことです。一重咲きと八重咲きの苗を購入しました。

②鉢に鉢底ネットを敷く

トルコギキョウの植え替え手順②鉢底ネットを敷く
トルコギキョウは、日当たりの良い場所を好みます。雨に当たるのを苦手としますので、鉢植えにして、いつでも移動できるようにしておきます。

鉢を準備し、鉢底穴から土が流れ出ないよう鉢底ネットを敷きます。鉢底ネットを敷いておくと、虫の侵入も防ぐことができるということです。

次に土についてです。市販されている花の土を使います。培養土には、生長に必要な栄養分が含まれており、そのまま使うことができるので、とても便利です。自分で混ぜ合わせる場合は、赤玉土と腐葉土を基本として、肥料を加えます。

③トルコギキョウをポットから取り出す

トルコギキョウの植え替え手順③ポットから取り出す
1つのポットに2株ずつ入っていました。根の様子を確認したところ、根がまだそれほど張っていない様子なので、2つに分けてみることにしました。

トルコギキョウは直根性の植物なので、根を傷つけないように植えつける必要があるということです。根が張っている場合は、無理に分けずにそのまま植えつけると良いですね。

④トルコギキョウを植えつける

トルコギキョウの植え替え手順④植えつける
トルコギキョウは、10〜15cmの間隔をあけて植えつけます。直径12cmの4号鉢の場合、1鉢に1株を植えつけると丈夫に育つということです。

今回は、直径20cmの鉢に3株、直径12〜15cmの鉢に1株ずつ植えつけることにしました。写真のように、深植えになりすぎないよう注意しながら植えつけます。

トルコギキョウの植え替え完了!管理について

植え替え後のトルコギキョウ
トルコギキョウの植え替えが完了しました。

まずは水の管理についてです。自生地は、乾燥地の湿地だということです。開花期には乾燥、生育期には豊富な水分が必要です。

生育時期は十分な水に加えて、2週間に1度、液肥を与えるということです。特に注意が必要なのは、開花が近づく時期です。この時期は過湿にせず、乾かし気味にすることが、コツだということです。

次は置き場所についてです。風通しが良くて、日当たりが良い場所を好みます。また梅雨時や、開花時には雨が当たらないように管理します。ベランダや軒下に置くのが良いということです。

しかし我が家にはベランダも軒下もないため、花好きの両親宅へ里子に出すことにしました。きっと上手に育ててくれることでしょう。私は生長を見守りつつ、開花を楽しみにしたいと思います。

最後に、摘芯についてです。茎が伸びて5〜6節になった頃、茎の先端を摘みます。その後も2〜3節伸びるごとに摘芯すると、わき芽が増えて花数が増えるということです。どのような形に生長し、花を咲かせるのか楽しみですね。