ミニトマト濃いあまの育て方と植え付け方法とコツを【写真付きで解説】

この記事では、ミニトマト濃いあまの栽培についてご紹介します。

ミニトマトの苗の植え付け方、育て方、その後の管理の仕方などについて解説しているので、ぜひご覧ください。

ミニトマト濃いあまとは?ミニトマト濃いあまの魅力

トマトの小型種を総称してミニトマトと呼びます。ミニトマトは普通のトマトに比べて糖度が高いのが特徴です。

濃いあまとはデルモンテが販売しているミニトマトの品種です。
他のミニトマトに比べてさらに強い甘さが特徴で、通常のミニトマトよりもやや大きめの実を付けます。

ミニトマトの基本情報

学名Lycopersicum esculentum
英名Tomato
科名ナス科
属名トマト属
原産地ペルー

ミニトマトの植え付けが必要な理由は?

ミニトマトの植え付けが必要な理由

ミニトマトを栽培する場合、苗を購入し植え付けて育てた方が品質の高いものができます。

ミニトマトは発芽率が高いので種から育てる事もできますが、発芽率が高いということは良いものもあまり良くないものも発芽するので、当たりはずれが出ます。
その場合は選定をしなければなりませんが、良し悪しを判断するにはある程度の数を作らなければなりません。

家庭菜園程度の広さの場合は、あらかじめ選定して販売されている苗を買った方が手間もかからず、品質の良いものが手に入ります。

ミニトマトの植え付けに適した季節

ミニトマトに限らずトマト全般に言えますが、ミニトマトの植え付けに適した季節は夏前の暑くなり始める時期です。

気温が高い方がミニトマトは成長しやすいのですが、根が根付くにはある程度の涼しさも必要です。なので、気温も上がり夜は涼しさのある5月から6月の頭に植え付けるのが理想的です。

ミニトマト濃いあまの植え替えで今回用意したグッズを紹介

ミニトマトの植え付けに用意したものはこちらです。

  • 肥料
  • マルチシートとマルチ押さえ
  • 濃いあまの苗

一つずつ説明していきます。

肥料

トマトを土壌に植え付ける場合、何よりも必要なのがカルシウムです。土壌がカルシウム不足だと尻腐れ病と呼ばれるミニトマトの実の一部が腐ったかのように黒くなる生理障害を起こしてしまいます。

今回はAmazonでカルシウムをたっぷり含んだ「創和 炭化けいふん 3kg」を購入し植え付ける前に鋤きこみ、同じくAmazonで購入した「日清 骨粉入り油かす 1kg」を元肥にしてミニトマトが育つのに必要な養分を土壌に加えています。

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マルチシートとマルチ押さえ

ミニトマトは少々の雑草が周りに生えていても成長できる強い植物ですが、雑草が生えてしまうと管理が大変になってしまいます。

雑草除けに近くのコメリで「コメリ 0.02㎜厚x幅95㎝x50m巻き 黒」というマルチシートと「コメリ マルチ押さえ 20本」というマルチ押さえを購入し使用しました。

マルチシートとマルチ押さえはAmazonでも購入できます。

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濃いあまの苗

ミニトマトの苗は、ここ2年ほどコメリで「こくうまトマト苗 レッドオーレ」という苗を購入し栽培していたのですが、他の品種も栽培したいと思い今回は「デルモンテ トマト苗 濃いあま」を購入してみました。

ミニトマト濃いあまの植え替え手順

ミニトマトの植え付けの手順

  1. 土作り
  2. 畝作り
  3. 植え付け

という感じで進めていきます。

①土作り

土作り

まずは、土作りです。ミニトマトの根は縦に長く広範囲に伸びるため、根が伸びやすい環境を作ってあげる必要があります。

土をよく耕し、ミニトマトを植える範囲の土を空気が含んだ柔らかい土壌にして根を伸ばしやすい環境にしてあげましょう。

ある程度の所まで耕せたのなら私が使っている「創和 炭化けいふん」か、苦土石灰を鋤きこんでいきます。これらは土に鋤きこんでから2週間以上経たないと土にカルシウムが分解されないので、最低でも2週間ほど前に終わらせておきましょう。

2週間ほど空けたら、元肥を加えて土作りは完成です。

②畝作り

畝作り

土作りを終えたら、畝を作っていきます。この際、やや高めの柔らかい畝を作るのがポイントです。

畝を作ることの効果はいろいろありますが、ミニトマトに関して言えば畝を作って土を盛り上げる事により、ミニトマトの根を伸ばすための高さを確保することができます。

ミニトマトの根は育つものだと1メートルほどまで伸びます。根の大きさはそのままミニトマトの成長に直結するので、畝を作ってから植え付けた方がより大きく育てる事ができます。

なるべくミニトマトの根がストレスなく伸びる事ができる高さと柔らかさのある畝を作ってあげましょう。

また、マルチシートを貼る際はこの時点でマルチングをしておきます。

③植え付け

植え付け

土作りを終えたらミニトマトの苗を植え付けていきます。
まずは、植え付けたい場所に穴を掘って空けておき、そこにビニールポットの土ごと植え付けていきます。

ミニトマトをビニールポットから取り出し植え付けていくのですが、ミニトマトはビニールポットに入っている時点で根が密集するように生えているので少々出しにくい場合があります。

無理に苗ごと引っ張るとミニトマトを傷つけてしまうので、ビニールポットを軽く揉んであげると取り出しやすくなります。

その際は、ビニールポットを手で覆い、ひっくり返して手のひらの上に出してあげると中の土も崩れることなく取り出すことができます。
て手のひらの上に出してあげる

取り出したら穴の中に置いて、土を被せていきます。
最後にミニトマトの苗が根付きやすくするための水をまいたら、ミニトマトの植え付けは完成です。

ミニトマト濃いあまの植え替え完了!管理について

ミニトマト濃いあまの植え替え完了

ミニトマトは高く伸びるため、強風などを受けると倒れてしまい生育に影響が出るので、それを防ぐために支柱を立ててビニールひもなどで茎を軽く結び、倒れるのを防ぎましょう。

ミニトマトは生命力が非常に高い植物なので、土壌に根付く事ができれば簡単に育っていきます。
定期的な水やりをすれば、あとは放っておいても育っていくのですが、美味しいミニトマトの実を収穫するためには、いかにミニトマトの成長を管理するかがポイントになります。

ミニトマトは成長する時に枝を増やしながら大きくなっていきます。
その際、枝と枝の間からわき芽を出して枝を増やしていくのですが、枝が増えすぎると、実に回る養分が分散されてしまい、実が付いたとしても味の薄い実になってしまいます。

3日間隔でミニトマトの様子を見て、枝の間にわき芽を見つけたら摘み取って芽かきをしてあげましょう。芽かきを定期的にしていれば、養分の分散が少なくなるため、味の濃い実を付けてくれるようになります。

支柱よりも高く育ってしまったら頂点の枝を摘心してしまいましょう。摘心すると上に伸びる分のエネルギーが他に分散されるため実に栄養が行きやすくなります。

ミニトマトは植え付けてから、少々手間はかかりますが、手間をかけた分だけ美味しい実を付けてくれます。初心者でも栽培しやすい野菜なので、ぜひ育ててみてくださいね。