オーガスタは、成長とともに植え替えをおこなうと、すくすくと大きく育ってくれる植物です。
成長のスピードがとても早く、2年に一度くらいのペースで植え替えをすると良いですね。
今回、実際に植え替えした様子を写真と共に紹介していきます。
オーガスタの植え替えが必要な理由は?
オーガスタは、生育旺盛な植物です。
そのままにしておくと、根も太くなっていき、鉢を割るほどになるということです。
こちらのオーガスタは、3年ほど前に購入したもので、その時は手のひらサイズの大きさでした。
それが今では私の身長よりも高く、約180cmにまで成長しました。
前回の植え替えから2年ほど経ちました。
2階の両親の寝室のシンボルツリーなのですが、なかなかの重さがあり、植え替えを引き受けることにしました。
オーガスタの植え替えに適した季節について
オーガスタの植え替えに最も適した季節は、5月から6月頃といわれております。
気温が15度以上になるこの時期に植え替えを済ませることが望ましいとされています。
そうすることによって、梅雨の時期に根を張らせることができ、夏の暑さを乗り切れるということです。
今回のオーガスタの植え替えで使ったグッズを紹介
今回使ったグッズはこちらです。
- 鉢
- 砂利
- 真砂土
- 赤玉土
- バーク堆肥
- 化成肥料
- 菜箸
一つずつ説明をします。
鉢
プラスチックの鉢を準備しました。
プラスチック鉢のメリットはとにかく軽いことで、水持ちが良いことも特徴です。
しかし素焼きの鉢に比べて通気性が悪いため、過湿に注意する必要があります。
砂利
庭の敷石やコンクリート用にも使える砂利を、鉢底に敷きました。
鉢底石を入れることにより、鉢内の水と空気の流れが良くなるということです。
真砂土
園芸用土の代表として、特に関西でよく使われます。
関西以西に広く分布している土で、安価で手に入るためです。
真砂土だけでは水はけが悪いため、他の用土と混ぜ合わせて使います。
赤玉土
赤玉土には、大粒・中粒・小粒があります。
粒が大きいほど、水はけが良くなるということです。
栄養分が含まれていないため、他の用土と混ぜ合わせて使います。
バーク堆肥
樹皮に鶏糞などを混ぜて発酵させたものです。
腐葉土のように土壌改良効果が期待できて、土をフカフカにします。
化成肥料
固形や粉末の形状があります。
栄養がゆっくり効く、粒状の化成肥料を元肥として土に混ぜて使いました。
菜箸
古い菜箸を植物用に使っています。
鉢から植物を取り出す際にも使えて便利です。
その他、スコップやじょうろ、シートがあると作業がしやすいですね。
オーガスタの植え替え手順
オーガスタの植え替え手順はこちらです。
- 鉢を選ぶ
- 鉢底石を入れる
- 土を混ぜ合わせる
- 化成肥料を加えて、よく混ぜ合わせる
- 古い鉢から取り出す
- 鉢底石を入れた鉢に土を入れる
- 植え付ける高さを確認する
- 植え付ける
①まずは鉢を選びましょう。
通常植え替えには、現在の鉢よりもひと回り大きい、大きすぎない鉢を使うことが多いです。
しかし写真を見ると、ひと回り以上大きいように見えますね。
今回は上部の葉とのバランスと転倒しない安定感、そして今後の成長を見越して、このサイズを選びました。
②鉢底石を入れましょう。
大きい鉢に土を入れますと、相当な重さになりますね。
私は軽くて手に入りやすい、発泡スチロールを鉢底へ敷こうと考えていました。
ところが植物の知識と経験が豊富な父は、このオーガスタの鉢底には砂利の鉢底石を敷きたいと言うのです。
上の鉢選びにもありましたが、大きくなったオーガスタを支える安定感、転倒防止を考えていたということです。
③次に土を混ぜ合わせます。
真砂土、赤玉土、バークたい肥を4:3:3を目安にして、混ぜ合わせます。
大きいトレーやボールがあると便利ですね。
④さらに化成肥料を加えて、よく混ぜ合わせます。
化成肥料の量が多すぎると肥料焼けの原因になりますね。
植え替えの後に、液肥や置き型の肥料をあげることもできます。
少ないくらいの量を入れることがコツかもしれませんね。
⑤古い鉢から取り出します。
鉢の内側に、古い菜箸やスコップをくるりと回し入れましょう。
土をほぐしていきます。
鉢の形状や、根が張って取り出せない場合は、水やりをして、土を柔らかくするのも良いでしょう。
⑥鉢底石を入れた鉢に土を入れます。
写真のようにボールなどがあると便利ですね。
⑦植え付ける高さを確認しましょう。
一旦オーガスタを仮に入れて、植え付ける高さを確認します。
下に入れる土が多すぎると、鉢の縁から飛び出てしまいますね。
水やり時に土や水が溢れない、鉢の縁から3cmほど下の高さになるように、土の量を調整しましょう。
⑧植え付けます。
オーガスタを鉢の中心へ置きます。
その周りへ混ぜ合わせた土を入れていきましょう。
根を傷つけないよう、スコップなどで鉢の内側に土を押しながら入れることがコツですね。
オーガスタの植え替え完了!今後の管理について
オーガスタの植え替えが完了しました。
上部の葉と鉢のバランスがとても良くなりましたね。
普段は室内に置いていますので、この機会に葉水もおこないました。
葉水とは、葉にも水をかけてあげることです。
植物は葉からも水分を吸収します。
とても気持ちよさそうですね。
また、外側の茶色くなった葉も切り落としました。
剪定と植え替えを同時におこなうことは、良くないのではないでしょうか。
もちろんタイミングをずらすと安心できますが、それほど心配いりませんよ。
きっと丈夫で強いオーガスタはこれからも元気に成長してくれるはずです。
植え替え後の置き場所ですが、半日陰で風の当たらない場所がおすすめです。
鉢が大きくなり、さらに重量が増したオーガスタ。
これを何とか2人がかりで2階へ運び、元の場所へ置きました。
次回の植え替えは、ベランダでおこなうべきかもしれませんね。