春に行う冬越しイチゴ苗のプランター作り!花が咲いたら始めよう

苺栽培は温室栽培ならば年間を通して収穫できますが、プランターで路地栽培される苺も春は生育が著しい季節になります。

冬越しさせたイチゴ苗は寒暖を経て、より多く結実します。

今回は春のイチゴの手入れを中心にお送りします。

イチゴ苗のプランター作り

プランター栽培に向いているイチゴの品種

向いている栽培品種は早稲品種(宝生など)と言われていますが、比較的葉が大きく成長しやすい品種なら、あらかた大丈夫です。

ただクオリティとなると話は別かもしれませんが、、 例えば、大玉品種の「アイベリー」は「とちおとめ」と比べると生育は早く、プランター向きかもしれません。

イチゴには、一季なりと四季なりがあり、通年では四季なりの方がより収穫のチャンスがあります。

イチゴの出荷苗での春苗、冬越し苗の違い

イチゴの出荷苗

こちらはどちらも冬越しさせる苗、平たい方が越冬中に休眠させる苗(路地栽培で、寒さにさらしているほう)です。1月撮影。

栽培地によって異なりますが、温暖な地域で栽培されている苺は、4月下旬~5月には、親株から派生したランナーで小株苗が採取できます。

これを「春苗」とするとイチゴの収穫は盛夏頃にピークを迎える苗です。

対して「冬苗」とは、休眠期を経て、越冬して成長が始まる苗の事を指します。

冬越し苗の利点は、気温の寒暖差のおかげで花芽の分画が進むので、結実するイチゴの個数が多くなります。

選別して間引き出来るのでより形の整ったイチゴが作りやすくなるという訳です。

四季なりの冬苗苺を休眠させないで、そのまま室内栽培で、真冬に収穫するのも楽しみの1つです。

クリスマスに突然思い出したように売れる苗が、需要を支えています。

冬苗は、クリスマス苺を収穫したい園芸初心者にとってはかなりの魅力的ですが、もし枯らしてしまっても泣かないようにしましょう。

休眠から目覚めたイチゴ苗とは?

休眠から目覚めたイチゴ苗

休眠期間は、表土に出ている葉は地面に広がるロゼット状になります。

もし、全部枯れてしまっても、根が枯れない限りは春(2月下旬~3月)に再びクラウンから新しい葉っぱが出てきます。

目覚めるのは2月下旬ごろ、クラウンが太くなって新葉が見え始めたらいよいよ活動期です。

その時もし、クラウンが埋まっていたら土をよけておきます(どのみち春萌えの勢いで葉が出てくるのですが、深く埋まっていると、そのままの場合もありますので、表土より高い位置に見えるようにします)

春先のプランターの水やりは、乾いたらたっぷりやるくらいにしておくのがポイントです。

冬に萎れた葉、枯れ葉を剪定してしまいます

イチゴ苗の休眠前に、植え替えを済ませている場合は、春先3月下旬~4月初旬に下葉や枯れ葉を剪定してしまいます。

切りすぎても、どんどん生えてくるので3枚ー4枚剪定しても問題はありません。

イチゴ苗の剪定

イチゴ苗のプランターの作り方

プランター栽培は、主に「日照、水捌け、培養土容積」が重要です。

日照条件日照条件は日に6~10時間(ほぼ終日)陽向が向いている野菜です。寒冷には意外ですが強い方です。
水捌け鉢底石はしっかりいれる。スリッドの多いプランターで栽培すれば、水加減がわからなくても適当に流れていくので大丈夫です。
培養土容積理想は4~5リットルプランターなら、9cmポット2ー小ぶり品種3株。株間に余裕があると、苺の世話がしやすいです。ランナーも元気に出ます。

土作りがわからない場合は配合済培養土

「配合がよくわからない、とりあえずプランター1つ分だけでいい」という場合はこのような専用培養土も販売されています。

イチゴ苗の配合済培養土

参考商品:「あまーいイチゴを作る土 4.5リットル」480円

花ごころ
¥888 (2024/07/13 09:35時点 | Amazon調べ)

残さ物と堆肥

春先は、間引く芽や雑草も沢山生えてきますが、刈り取った残さ物を使って、堆肥や腐葉土を作るとよいです。

苺は油かすを追肥料にしますが、米ぬかでも良いようなと思ったので今回は米ぬか入りの培養土作りをしていました(次の項目で解説)。

JOYアグリス
¥1,387 (2024/07/13 09:35時点 | Amazon調べ)

イチゴの追肥の作り方、与え方

春から植え替えする場合は、培養土には予め元肥料をしっかり混ぜて、土を作ります。

腐葉土をメインに、バーク堆肥や油かすペレットなどを用土に混ぜてから植え替えをします。

今回は、閑散期に作っておいた腐葉土に、米ぬかを足したものを作ってみました。

油かすの代わりに米ぬかはありなのか?というお試し耕作です。

腐葉土を土を作るのに早く完成させるには細かく裁断して、硬い根や枝は除いておき、既存の土に混ぜて放置します。

冬越し苺の古い葉っぱや枯れ葉も残さ物として再利用出来ます。

イチゴの追肥の作り方

イチゴ苗の植える向きを考えるとよい

イチゴ苗をプランターに移植するときは、ランナーの方向と実なる方向に注意します。

ランナーの反対に花が咲きイチゴがなりますので、日照がまんべんなく当たるように工夫します。

イチゴ苗の植える向き

プランターのイチゴ苗を育てるコツ

「何でか蛇イチゴみたいなのが鈴なりに、、、」そんな驚愕のご経験はないでしょうか?又は「酸っぱい、実のようなものは出来た、」とだけ言い残し、そっとプランターを撤収した苦い経験はないでしょうか。

花や古い葉っぱを剪定をしていなかった、追肥をしていなかったは大きそうです。

面積が限られる鉢植えでは枯れた葉っぱはすぐに剪定しておく。

イチゴ苗_古い葉っぱの剪定

暇さえあれば巡回巡視で目を光らせます( ・`ω・´)キリッ

そのほかだと、原因は何だろうと色々考察をし、今回は本格的なプラント計画を練りました。

「鉢底の穴は多い目のプランターを選ぶ」

プランター購入後水捌け穴が少ない場合は、私はライターや着火マンで炙って穴を増やしています。

半だごてがある場合はそちらが便利でしょう。

「鉢底石はけちらない」

イチゴ苗_鉢底石

プランターのスリッドや穴が隠れるくらいの容量を入れます。

けちらない方がよいところなのでしっかり敷きます。

「水捌けと同じく保水力も必要」

水捌けと同じく、適度な保水力は欲しいものです。

根張りを促す、バーミキュライトや鹿沼土(土壌改良土と呼ばれている種類の土です)を混ぜると湿度がこもらず、適度な保肥保水が期待できます。

「元気そうな苗を買う」

ランナーで言う2番、3番苗は着床しやすく発育も良好です。

「水は乾いたときにおもいっきり流れるまで与える」

夏場は毎日水やりでもよいくらいですが、マルチがある場合は、蒸発して表土が乾いていればたっぷりあげます。

「プランターだけどマルチを張ってみる」

プランターにマルチとは大袈裟なのですが、寒冷地の苺苗の冬越しには是非とも張って欲しいアイテムです。

黒色マルチは直射日光を受けると心持ち温かいのと、水の蒸散を防ぐので、休眠中のイチゴ苗にとっては環境が安定するように思います。

寒冷地だと水やりだけで霜柱が地中にできてしまいますから、なるべく刺激を遠ざけストレスを最小限に休眠させるのがコツのようです。

イチゴ苗のプランター作り_マルチ(防草シート)

あれから2か月後経ちました。現在の様子は画像の通りです。

マルチを張ったイチゴと張らなかったイチゴの大きな違いとは?

画像ではそうでもなさそうなんですが、、 実際に目で見て、土を押して確認すると、張った方が心持ち成長と根張りが良いようです。

マルチを張ったイチゴと張らなかったイチゴの違い

「バスケット仕立てだったからでは?」「ひょっとして品種的な、、何らかの、品種ということでは、、」という微妙な問いもありますが、ホントに

「地植えでマルチはあった方がいい」ということを言いたかったのでご了承いただければと思います (´д`ι)ゲッソリ

一番に開花した初花を摘花してしまう理由

まず、プランターで実を大きくしようと思ったら3個に1個は剪定する。

これは普通のような感じです。

最初の花は何故かというと(正直せっかく咲いたのにもったいないですが)夏に向かってどんどん葉っぱが大きくなるので、成長優先で摘花してしまうそうです、、。

イチゴ苗のプランター作り_摘花
イチゴ苗のプランター作り

4月初旬、今年最初の開花(アイベリー)。もったいないけれど採ってしまいます。

実は夏場でも日照が5時間前後しか確保できない栽培環境なので、取るか本当に思案しましたが、この分だともうちょっと成長しそうなので、リン多めの追肥料を検討して摘花することにしました。

イチゴは収穫前のひと仕事は藁床を作ること

マルチのうえにさらに、藁や緩衝材でクッションを作ると、保温性も高いうえ、結実した苺を泥や衝撃から守ることが出来ます。

均等に大きくなるので実の形も幾分良いようです。

ベランダに来る鳥に注意!

ベランダに餌があると自然に寄り付くのが雀やセキレイなどの野鳥です。

フンが多くなってきたら野鳥対策も必要です。

イチゴ苗のプランター作り_ベランダに来る鳥に注意!
苺が狙われている、、、

まとめ

今年こそは、苺を食べたいとの思いで作付いたしました。

現在(4月中旬)は数個の実がなっています。

剪定もしたのできっと何個かは食べられそうです。

日照不足がやはり否めないですが、ハンギングバスケットなどで日の当たる時間を4時間程度(3月)確保しています。

南向きベランダだとプランターやポット栽培でも余裕で結実出来るのですが、半日陰でも世話をマメにすると結構育つ、というのが正解のようです。

イチゴ苗のプランター作り_4月中旬の様子

夏に向かって、ランナーが出てくれたら今度は繁殖させてみる予定です(^^)

現在(4月中旬)の苺は10個ほど。もう少し成長を待ちます、ではまた。