白いつるバラの中でも人気のアイスバーグは、花付きがとてもいいバラです。
満開時に白花をたくさん咲かせるその姿は、とても美しく、見ごたえがあります。
トゲが少なくて樹勢が強いことから、初心者にも育てやすいバラです。
今回はそのつるバラ アイスバーグの植え替えを成功させるコツについて、まとめていきたいと思います。
つるバラ アイスバーグの植え替えが必要な理由
つるバラ アイスバーグは、一年に一度のペースで植え替えをします。
一年の間で必要な栄養がなくなってしまった土を落として、新しい栄養たっぷりの土に入れ替えをします。
底にいっぱいになった根を整理することで、次の開花シーズンに備えます。
我が家のつるバラ アイスバーグも、前回植え替えしてから一年経ち、雑草も生えているので、植え替えをしていきます。
つるバラ アイスバーグの植え替えに適した季節・時期
つるバラ アイスバーグの植え替えに適した時期は、休眠期にあたる12月から1月の間です。
植え替え、そして剪定・誘引の作業を、花芽が動き出す前に終わらせることが重要です。
今回つるバラ アイスバーグの植え替えで用意したグッズ
つるバラ アイスバーグの植え替えで用意したグッズをご紹介します。
- 土入れ(大・小)
- ミニ熊手
- 割りばし
- ハサミ
- 鉢底石
- 新しい土(赤玉土(小)6;腐葉土4を配合、またはバラ専用の土)
- 土を配合するバケツ
- 園芸シート
- 今回植え替えするつるバラ アイスバーグ
- さらに大きな株に育てる場合は一回り大きな鉢
土入れは、大きいものと小さいものがあると便利です。

ミニ熊手は、根っこをほぐすために使います。100均などに売っていますね。
ハサミは、根を整理する時に使用します。
割りばしは、鉢の側面に土をしっかり入れるために使います。
土を配合するために縦長のバケツを使用しましたが、できれば底が広めで深さの浅めなタイプの方が使いやすいと思います。
作業用の園芸シートはトレー型になっているものが便利ですが、今回は近所の100均で購入したレジャーシートを使うことにしました。

株をさらに大きく育てる場合は、一回り大きな鉢を用意します。
今回は今使っている鉢を再び使います。
つるバラ アイスバーグの植え替え手順・流れ
つるバラ アイスバーグの植え替え手順・流れを見ていきましょう。
- つるバラ アイスバーグを鉢から抜き出して、根の状態を確認する
- 根をほぐす
- 長くなっている根を切り落とす
- 新しい土を用意する
- 鉢をキレイに洗う
- 新しい土を4分の1ほど入れておく
- 土を入れる
- 鉢の側面にも土が入るように、割りばしでつつく
- お水をあげる
流れにそって説明をしていきます。
①つるバラ アイスバーグを鉢から抜き出して、根の状態を確認する

つるバラ アイスバーグを鉢から出しました。
引っ張るようにすると抜けましたが、この時とげが刺さらないように注意します。
写真のように、全体的に根が回っています。
このままでは水や栄養が吸いにくいので、根をほぐしてから植え替えをします。
②根をほぐす

ミニ熊手を使って、底の方から全体的に根をほぐします。
表土も軽く落とします。
③長くなっている根を切り落とす

よく育つように、長くなった根を少しハサミで切り落とします。
④新しい土を用意する

新しい土を用意します。
今回は、赤玉土(小)6割、腐葉土4割で混ぜて用意しました。
または、バラ専用の土を使うと、手軽に植え替えできます。
配合には深いバケツを使ったので、混ぜるのに少し手間どりました。
底が広くて浅めの容器が使いやすそうですので、参考にしてください。
⑤鉢をキレイに洗う

つるバラ アイスバーグが入っていた鉢をキレイに洗い、汚れを落とします。
さらに大きな株に育てたい場合は、今より一回り大きな鉢を用意します。
⑥新しい土を4分の1ほど入れておく

洗った鉢に鉢底石を入れ、その上に新しい土を4分の1ほど入れておきます。
⑦土を入れる

高さを合わせながら、土を入れていきます。
この時、3~5cmのウォータースペース(水がたまる場所)ができるようにします。
⑧鉢の側面にも土が入るように、割りばしでつつきます。

鉢の側面にも土がしっかり入るように、割りばしでつつきながら土を入れ込みます。
⑨お水をあげる

最後に、たっぷりのお水をあげます。
お水をあげた後に土が沈むようなら、また土を足してお水をあげます。
つるバラ アイスバーグの植え替えができました!

以上で、つるバラ アイスバーグの植え替えは完了です。
植え替えが終わったら、剪定と誘引をしていきます。
気温が低くなると寒さで枝が固くなり折れやすくなるので、12月~1月に終わらせるようにします。
まず残っている葉っぱをすべて取ってから、枯れた枝や、細くて弱々しい枝を切り落とし、長く伸びた枝の先っぽも剪定します。
剪定した枝は、挿し木にも使えます。
誘引は、枝をできるだけ水平に倒しながら、麻ひもなどで縛っていきます。
枝が折れないように注意しながら誘引します。
これらの作業には、皮手袋を忘れないでくださいね。
あとは1~2月に寒肥料を施して、一連の作業は終わりです。
シーズンにたくさんのお花をつけてくれることを楽しみに、春を待ちます。