
あると便利!お家で種から大葉を育ててみよう
薬味や飾り、時にはメイン料理にアクセントを加える存在として大活躍している大葉。特にこれから暑くなる季節には大葉を使った料理がピッタリですよね。
あると大変重宝しますが、「常に買い置きしています!」というご家庭はなかなかないのでは?常に新鮮な状態で簡単に栽培ができれば凄くいいと思いませんか?
今回は室内で簡単にできる水耕栽培についてご説明します。
大葉とは?大葉の魅力

名称
正式には青紫蘇(あおじそ)と言います。
特徴
爽やかな味と香りがし、和製ハーブとも言われています。香味野菜として料理に幅広く利用され、殺菌効果や防虫にも優れています。
種類
- チリメンジソ:基本品種。葉は両面とも赤色でやや縮れる。
- マダラジソ:葉の表面は緑色、裏面は赤色で縮れない。
- アカジソ:全体に赤紫色。葉の両面とも赤色で縮れない。
- アオジソ:葉の両面とも緑色で縮れない。
- カタメンジソ:葉の表面は緑色、裏面は赤色。
- チリメンアオジソ:葉の両面とも緑色で縮れる。
暑さに強く大葉で、ちぢみがなく色も香りも良いこちらの種がおすすめです。
大葉の基本情報
学名 | P.frutescens var.crispa f.purpurea(Makino)Makino |
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英名 | Perilla |
科名 | シソ科 |
属名 | シソ属 |
原産地 | 中国 |
大葉の水耕栽培|種まきに適した季節
大葉は水耕栽培で育てることができます。水耕栽培は土を使わず、室内で育てることができるので虫が付く心配も少なく、気軽に始めることが出来ます。
大葉の発芽温度は25~30℃です。大葉を種から育てる場合、4月下旬~6月中旬頃までが適しています。
大葉の水耕栽培で今回用意したグッズを紹介
今回大葉の水耕栽培で用意したグッズは以下の3点です。
- 台所用スポンジ
- タッパー
- トイレットペーパー
どれもご家庭にあるものばかりですね。今回はタッパーを使用しましたが、食品トレーなどでも大丈夫です。もし「どれもお家にない!」って方でも、100円ショップにいけば手に入ります。
*発芽した後は液体肥料が必要になりますが、発芽まで時間がかかるので後日買い足せば大丈夫です。液体肥料はホームセンターで手に入れることができます。
大葉の水耕栽培|種から水耕栽培をする方法を解説
大葉を種から水耕栽培する方法はこちらです。
- スポンジを湿らせ種が重ならないようにパラパラと蒔く
- トイレットペーパーを湿らせたものをかぶせて保湿する
- カーテン越しなど室内の日当たりのいい場所に置く
- スポンジが乾かないように適度に水をやる
- 1週間~10日ほどで発芽し、根が出てきたら液体肥料を施す
- 発芽してから20日ほど経過で苗の完成
- 水耕栽培の容器(ペットボトルの空き容器で大丈夫です)に移し替える
一つ一つ見ていきます。
①スポンジを湿らせ種が重ならないようにパラパラと蒔く

種がとても小さく蒔きづらいですが、こんな感じで蒔いていきます。
②トイレットペーパーを湿らせたものをかぶせて保湿する

水で濡らしたトイレットペーパーをそっとかぶせます。
③カーテン越しなど室内の日当たりのいい場所に置く

わが家は勝手口のすりガラス越しに置きました。ほどよく日差しが当たります。
④スポンジが乾かないように適度に水をやる

乾燥はNGです。霧吹きで水をかけ乾燥させないようにしましょう。
⑤1週間~10日ほどで発芽し、根が出てきたら液体肥料を施す
水だけでは栄養不足なので、ここで液体肥料を足してください。
⑥発芽してから20日ほど経過で苗の完成
苗が完成したら移し替えていきます。
⑦水耕栽培の容器(ペットボトルの空き容器で大丈夫です)に移し替える

水は3日~1週間に1回は変えましょう。
容器をアルミホイルで包むと苔の発生を抑えることができるので、包んでおくといいですよ。
大葉の水耕栽培|苗の移し替え完了!管理について
【大葉の水耕栽培の管理方法】
- ペットボトルの容器をアルミホイルで覆う
- 定期的に水を変える
- 直射日光の当たらないレース越しのカーテンなど、半日陰で育てる
- 根が広がりすぎたら根をカットする
- ある程度大きくなったら収穫可能です。(一度に3枚程度)
今回大葉の種はダイソーでゲットしました。液体肥料以外の材料も100円ショップで手に入れる事ができます。大葉は比較的育てやすい植物なようで、初心者さん向けだと思います。
また、水耕栽培は庭やベランダがなくても室内のわずかなスペースで栽培することができるのが魅力ですね。
ポイントとしては、発芽まで種を乾燥させないように気を付け、発芽後に液体肥料を足す事さえ忘れなければ大丈夫だと思います。
今から育て、これから暑くなる季節に自家製の大葉を美味しくいただきましょう♪