
マリーゴールドは目をひく鮮やかな黄色やオレンジの花を咲かせる、キク科の一年草です。
春から秋にかけて長い間楽しめるので、花壇に植えたり寄せ植えにもぴったりです。
今回は、そんなマリーゴールドの寄せ植えについてご紹介します。
寄せ植えの作り方のポイントやマリーゴールと相性の良い植物についてもお話しますので、是非参考にしてください!
マリーゴールドには虫除け効果がある

乾燥に強いマリーゴールドは地植えでも元気よく育ってくれます。
そして、その香りには虫よけ効果があると言われています。
どのような虫よけ効果があるのでしょうか?
マリーゴールドには葉や花からレモンのような香りがします。
その香りが土の中の線虫(せんちゅう)という害虫を寄せ付けなくします。
害虫予防として農家でも実際に行われている手法なんですよ。
マリーゴールドはコンパニオンプランツとしても優秀!
コンパニオンプランツとは、寄せ植えの時に一緒に植えると良い影響を与え合うような相性が良い植物の組み合わせを「コンパニオンプランツ」(別名:共栄作物)といいます。
マリーゴールドは、虫よけ効果があるためコンパニオンプランツとして優秀です。
特に春から夏にかけて育てる、トマト、ナス、ピーマン、キュウリなどの野菜のちかくに植えると、線虫だけでなくアブラムシなど被害も減ります。
綺麗なだけでなく、害虫予防もしてくれるなんて嬉しいですね!
マリーゴールドは臭いが強い菊の仲間
マリーゴールドは臭いが強い菊の仲間で、ほとんどの品種で虫除けの効果が期待できるといわれています。
蚊取り線香は、防虫菊とよばれる虫が嫌う臭いを放つ菊を使って作られていて、マリーゴールドは防虫菊ほどではないですが匂いが強く、虫よけにおすすめです。
とくに虫除け効果が期待できるマリーゴールドの種類
マリーゴールドの中で特に除け効果が期待できるのは、アフリカンという品種です。アフリカンは品種改良よってたくさんの種類があり、F1バニラ、キースオレンジなどがあります。
F1バニラ

F1バニラは、淡いクリーム色の花を咲かせます。
草丈は40cmほどで、大きめの花が存在感があり人気です。
キースオレンジ
キースオレンジは、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。
草丈は80cm程度で、かなり高さがあるのが特徴です。
マリーゴールドの寄せ植えの作り方のポイント
寄せ植えは初心者にはむずかしそうな気がしますが、やってみると以外に簡単です。
マリーゴールドは丈夫で長く咲いてくれるので、挑戦しやすいですよ!
玄関にひとつ飾ると、虫よけ効果も期待できます。
マリーゴールドの寄せ植えの作り方
準備するものは、草花用の培養土、鉢底石、底石ネット、マリーゴールドの苗、その他の苗です。
おすすめのものはこちらです。


作り方
- 鉢に鉢底ネットと鉢底石を入れます。
- 培養土を鉢の半分から2/3程度入れます。
- 苗をどのように入れたいか大体の場所を決めます。
- マリーゴールドの苗をポットから出し、根をもみほぐしながら土を落とします。
- 苗を2~3本に分けます。もし苗が1本しか入っていない場合は分けなくて大丈夫です。
- マリーゴールドを置いたら、脇役のお花やリーフ類を間に入れていきます。
- 最後に土を間に入れて、出来上がりです!
- 水をたっぷりとあげて明るい日陰で1週間管理してください。
マリーゴールドはお日様が大好きなので、1週間たったら日当たりの良い場所に置きましょう。
また、蒸れにはとても弱いので、土が乾いてからたっぷりとお水をあげてください。
マリーゴールドの寄せ植えをバランス良く作る5つのコツ
マリーゴールドの寄せ植えをお洒落にバランスよく作るには、5つのコツがあります。
- マリーゴールドは小さめの品種を使いましょう。
- 苗は2・3色のマリーゴールドが入ったものだと、うれしいですね!
- 花の位置が低いものは外側に、高いものは中心の方に入れましょう。
- カラーリーフはランダムに入れてバランスをとってください。
- マリーゴールドの葉は濃い緑なので、周りに明るい黄緑を入れると引き立ちます。
マリーゴールドの苗は1つのポットに2・3色入っているものもあります。
こういったものを使えば、寄せ植えがカラフルに仕上がります。
また、中心が高くなり外側を低めに作るとこんもりと仕上がります。
脇役のお花やカラーリーフを入れる場所や色はバランスを見ながら調整してみてください!
マリーゴールドは蒸れないように花がら摘みをする
マリーゴールドは蒸れに弱いため、植える時には土に葉が付かないように取り除きましょう。
また、花がら摘みも忘れずに行いましょう。
咲き終わった花をそのままにしておくと、蒸れてカビや病気の原因となります。
これから咲く花に養分をまわすためにも枯れた花は、花茎の根本から取ってください。
寄せ植えするのに適したマリーゴールドの品種
マリーゴールドは大型のアフリカンマリーゴールドと小型のフレンチマリーゴールドの2種類があります。
大型のアフリカン種は、草丈も高くなるので花壇に植えるのに適しています。
寄せ植えには、小型のフレンチマリーゴールドがおすすめです。
フレンチマリーゴールドは、苗をいくつかに分けて植えることができりるため寄せ植えのバランスがとりやすすいのも特徴です。
黄色やオレンジが代表的ですが、アンティークな色やバイカラーのものもあります。
では次に寄せ植えにしやすいマリーゴールドの種類をいくつかご紹介します。
ボナンザフレーム
5cm前後の八重咲のお花をたくさんつけます。
花は大きくても20cmほどの草丈なので、寄せ植えにぴったりです。
ファイヤーボール
鮮やかな赤からオレンジに花の色が変わる珍しい品種です。
気温が高い時はオレンジに、気温が低いと赤い色に色づきます。
お花も小さめでたくさんつきます。
ストロベリーブロンド
こちらも気温によって色が変わるフレンチマリーゴールドです。
シックな赤茶の色のお花は、気温が低い時には黄色に変わります。
アンティークな雰囲気な寄せ植えを作るのにおすすめです。
ディスコマリエッタ
シンプルな一重咲ですが、中心の濃い赤色が黄色の花弁のアクセントになります。
オレンジボーイ
マリーゴールドといったらまずはこれを思いつく方が多い、マリーゴールドの代表です。
4cm前後の花が横にひろがるように咲きます。
マリーゴールドと寄せ植えするのにおすすめの植物
マリーゴールドの開花期は4月~11月頃と長い間咲きます。
春から秋にかけて楽しめるお花で、マリーゴールドとの寄せ植えに相性の良い植物をご紹介します。
ブラキカム
ブラキカムはマリーゴールドと同じキク科の植物です。
蒸れが苦手なことや、生育環境がとても似ているために管理がしやすいです。
2cm前後の白や紫のお花はマリーゴールドの脇役としてもぴったりです。
ジニア
ジニアは別名、百日草とも呼ばれるキク科の植物です。
マリーゴールドと同じキク科に属し、5月から10月頃に長く咲くため相性抜群です。
一重咲のものから、ダリア咲き、ポンポン咲きなど種類も豊富です。
ヘデラ
ヘデラには寄せ植えにはおなじみのヘデラ。アイビーとしても知られています。
乾燥にとても強く、湿気が苦手なマリーゴールドともぴったりです。
垂れ下がれるように成長するので、鉢の縁に入れましょう。
カレックス
細長い葉のラインはスッキリとした印象です。
色も緑だけでなく茶色などもあり、マリーゴールドの色に合わせて選ぶことができます。
アンティーク色のマリーゴールドと合わせるには茶色系のカレックスがおすすめです。
コリウス
カラフルなカラーリーフのコリウスは暑さにも強い植物です。
シソのような見た目で、ぐんぐんと成長するので背丈がのびてきたら草丈を調整してください。
明るい黄緑色やシックな紫など、色のバリエーションも豊富なのでマリーゴールドと合う色を探してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はマリーゴールドの寄せ植えについてお話しました。
ぱっと目をひく鮮やかな色合いのマリーゴールドは、長く咲いてくれます。
お手頃なお値段で苗が買えるので、初心者でも挑戦しやすいのがうれしいポイントです。
是非、お気に入りのマリーゴールドを見つけて寄せ植えを作ってみてください!
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マリーゴールド
一列にマリーゴールドを植えました。ひと株がすぐ大きくなるため、春から夏の終わりにかけて数回切り戻しをしています。

デュランゴビー
夏場はなぜか咲かず、秋ごろになってようやく咲き始めました。寒くなってきたのでそろそろ花が咲くのも終わりそうです。

デュランゴ・フレーム
子どもが喜んでくれればと思い、水やりは子どもにしてもらっていました。当初は土があまり良くなく、良い土を買って入れたらよく育つようになりました。

オレンジボーイ
基本的にプランターで育てています。長く花を咲かせたいので、肥料は与えずに定期的な水やりだけです。(栄養分が多いと成長が早く、すぐに根詰まりするため)